• トップ
  • ニュース一覧
  • 韓国・蔚山現代が試合後に川崎サポーターへなぜ挨拶?垣間見えた両クラブの良いライバル関係

韓国・蔚山現代が試合後に川崎サポーターへなぜ挨拶?垣間見えた両クラブの良いライバル関係

カテゴリ:国際大会

本田健介(サッカーダイジェスト)

2023年10月04日

試合は川崎が1-0で勝利

川崎サポーターへも挨拶した蔚山の選手たち。スタジアムからは温かな拍手が送られた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

[ACLグループステージ2節]川崎1-0蔚山現代/10月3日/等々力陸上競技場

 ACLのグループステージ第2戦、等々力陸上競技場で川崎と蔚山現代が対戦したゲームは、89分の橘田健人のゴールで川崎が勝利した。

 その試合後、珍しい光景がグラウンドに広がっていた。

 敗れた蔚山は自クラブのサポーターの下に向かった後、ピッチの中央あたりに移動。まずバックスタンドの川崎サポーターへ挨拶し、次はメインスタンドへ頭を下げて、手を振ったのだ。

 その光景に川崎サポーターからも盛大な拍手が送られた。

 川崎と蔚山はACLで何度も顔を合わせ、熱戦を演じてきた間柄。その背景があったからだろうか、試合後のチームの行動を、今季から蔚山でプレーする江坂任はこう説明する。

「(ああいう行動は韓国でも)あんまりないと思います。やっぱり日本の方々はウェルカムと言いますか、受け入れてくれている部分があると思うので、そこを感じての行動だったと感じます。

 3年連続でしたっけ? 両クラブは当たっていますし、これまでコロナだったということを含めてという部分もあると思います。(自然発生的に)ああなりました」

【厳選ショット】キャプテン橘田健人が強烈ミドルで等々力劇場を巻き起こす!宿敵を撃破し2連勝!|ACL GS第2節 川崎1-0蔚山
 

マルシーニョとキム・テファンが抱擁するシーンも。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 川崎の左ウイングのマルシーニョと蔚山の右SBのキム・テファンは、試合開始直後から一触即発のマッチアップを続けてきたが、マルシーニョが交代する69分にはガッチリ抱擁。

 ピッチで激しく戦い、その後はお互いをリスペクトする。通算成績は、試合開始時点で1勝4分(一度のPK負けを含む)4敗と、川崎のほうが分が悪かったが、ACLでライバル関係を築いてきた両クラブの良い関係性が垣間見える光景であった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

「日本と全く違う。韓国はすごく…」齋藤学が海外との差を激白!豪州の野球人気度に衝撃「マナブ明日、野球見んだってさ!みたいな」

【川崎】鬼木達監督との長時間の“青空会議”は何をもたらしたのか。FC東京戦で橘田健人に見えた変化

瀬川祐輔の川崎での異質な挑戦。ベンチが続く日々も「今の環境が自分には良い」と語る理由とは【特別インタビュー/前編】
 
【関連記事】
久保建英がCL初アシストでゴラッソを演出!ソシエダはザルツブルクを2-0で下し、大会20年ぶりの勝利
「我々よりも技術が優れていた」“セカンドチーム”で決勝進出の日本に、敗れた中国の大物識者は脱帽!「17~19歳の若手までいた...」【アジア大会】
「日本と全く違う。韓国はすごく…」齋藤学が海外との差を激白!豪州の野球人気度に衝撃「マナブ明日、野球見んだってさ!みたいな」
瀬川祐輔の川崎での異質な挑戦。ベンチが続く日々も「今の環境が自分には良い」と語る理由とは【特別インタビュー/前編】
【川崎】鬼木達監督との長時間の“青空会議”は何をもたらしたのか。FC東京戦で橘田健人に見えた変化

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ