「ラグビーをしてるかのような…やっぱり違います」
今夏からベガルタ仙台でプレーする齋藤学は、韓国の水原三星、オーストラリアのニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツでのプレー経験も持つ。同じアジアサッカーの括りの中でも、Jリーグとはあらゆる面で違いを感じたようだ。
今回は日本代表でも活躍した齋藤が身を持って感じた、海外との差に迫る。
――◆――◆――
――齋藤選手は韓国とオーストラリアのクラブにもそれぞれ1シーズン在籍していますね。日本との違いは感じましたか?
「全然違います。日本とは全く違います。韓国はすごくこう、日本への憧れって言うとちょっと語弊がありますけど…日本はちょっと先に進んでるって、多分、韓国の選手たちはすごく思っているので、トレーニングの仕方や考え方を聞きにくる選手が多かったです。
あと表現がストレートなので、韓国では褒められるシーンが非常に多かったです。『一緒にやれて良かった』『来年もいてほしい』とか、普通に選手が直接言ってくることが多くて、すごく嬉しかったですね。
試合の後とかにベンチ外の選手がバーって寄ってきて、『マナブのプレーを上から見てて、動きがこんなに戦術的なのはすごく参考になる』『今まで韓国を出てサッカーをやりたいと思ったことはなかったけど、僕はマナブに会って日本でやってみたいなと思えたよ』と言ってくれた選手もいました。若い22、3ぐらいの選手で、『あー良いやつらだな』って思っていました」
【動画】「そりゃあ良い選手だなって(笑)」プロ15年目の齋藤学が挙げたベストゲーム
今回は日本代表でも活躍した齋藤が身を持って感じた、海外との差に迫る。
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――齋藤選手は韓国とオーストラリアのクラブにもそれぞれ1シーズン在籍していますね。日本との違いは感じましたか?
「全然違います。日本とは全く違います。韓国はすごくこう、日本への憧れって言うとちょっと語弊がありますけど…日本はちょっと先に進んでるって、多分、韓国の選手たちはすごく思っているので、トレーニングの仕方や考え方を聞きにくる選手が多かったです。
あと表現がストレートなので、韓国では褒められるシーンが非常に多かったです。『一緒にやれて良かった』『来年もいてほしい』とか、普通に選手が直接言ってくることが多くて、すごく嬉しかったですね。
試合の後とかにベンチ外の選手がバーって寄ってきて、『マナブのプレーを上から見てて、動きがこんなに戦術的なのはすごく参考になる』『今まで韓国を出てサッカーをやりたいと思ったことはなかったけど、僕はマナブに会って日本でやってみたいなと思えたよ』と言ってくれた選手もいました。若い22、3ぐらいの選手で、『あー良いやつらだな』って思っていました」
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――オーストラリアはどうでしょうか?
「やっぱり国民性として、ラグビーやクリケットだったり、オーストラリアンフットボールがメジャースポーツの1、2、3位に入ってくるので。日本や韓国みたいに、サッカーがメジャースポーツで、1、2を争うわけじゃないんですよ。お客さんがすごく多いかって言われたらそうでもないですし。サッカーをしてるけど、文化的なものも含めて、ラグビーをしてるかのような…。プレーの仕方などはやっぱり違います。サッカーでも国によってこれだけ文化が違うんだなとすごく思いましたね」
――「ラグビーのようなプレー」が少し気になります。
「外が空いてて、外に出すっていうよりかは、とりあえずボランチがドリブルで真ん中に突っ込むみたいな。日本だったらあんまりないというか、そこで取られる時のリスクも考えちゃうけど、とりあえず挑戦で、突っ込むシーンが多くて。僕が1回間で受けて、外にはたいてワンツーでもらおうと思ったら、『外じゃなくて、自分で真ん中を割いていけ』みたいな感じでした。割いていけというか、『真ん中でもっと行けるだろう』って言われて。その考えは自分の中にはなかったので、なるほどね、そんな考え方もあるんだなって。
僕が行けたのはヨーロッパとかみたいにサッカーの最先端じゃないですけど、韓国やオーストラリアという違う国でプレーすることで、サッカーとしての知らない文化を多く知れました。僕の中で、サッカーをするうえでの許容範囲がすごく広くなったなと思います」
【バイタルエリアの仕事人】Vol.32 齋藤学|「ハリルに名前を覚えられてなかったので」日本代表での悔しさは今も胸に。川崎時代のライバル三笘薫は――
「やっぱり国民性として、ラグビーやクリケットだったり、オーストラリアンフットボールがメジャースポーツの1、2、3位に入ってくるので。日本や韓国みたいに、サッカーがメジャースポーツで、1、2を争うわけじゃないんですよ。お客さんがすごく多いかって言われたらそうでもないですし。サッカーをしてるけど、文化的なものも含めて、ラグビーをしてるかのような…。プレーの仕方などはやっぱり違います。サッカーでも国によってこれだけ文化が違うんだなとすごく思いましたね」
――「ラグビーのようなプレー」が少し気になります。
「外が空いてて、外に出すっていうよりかは、とりあえずボランチがドリブルで真ん中に突っ込むみたいな。日本だったらあんまりないというか、そこで取られる時のリスクも考えちゃうけど、とりあえず挑戦で、突っ込むシーンが多くて。僕が1回間で受けて、外にはたいてワンツーでもらおうと思ったら、『外じゃなくて、自分で真ん中を割いていけ』みたいな感じでした。割いていけというか、『真ん中でもっと行けるだろう』って言われて。その考えは自分の中にはなかったので、なるほどね、そんな考え方もあるんだなって。
僕が行けたのはヨーロッパとかみたいにサッカーの最先端じゃないですけど、韓国やオーストラリアという違う国でプレーすることで、サッカーとしての知らない文化を多く知れました。僕の中で、サッカーをするうえでの許容範囲がすごく広くなったなと思います」
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