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「具体的にはFC東京から…」太田宏介が引退を決断したタイミングは?  そして「運命を感じている」ストーリーとは?【町田】

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年10月03日

「もうダメだ。泣いちゃってる」

10月3日に今季限りでの現役引退を発表した太田。在籍した7クラブ、さらに日本代表のユニホームに囲まれていた。写真:鈴木颯太朗

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 2023年10月3日、FC町田ゼルビア主催「太田宏介選手より皆様へお知らせ」の会見で登壇した本人は、一呼吸して「本日はお忙しい中…」と言ったところで「もうダメだ。泣いちゃってる」といきなり涙。「こういうの弱いんだよなあ」と話した後、再び涙を見せながら「この度、私、太田宏介は18年間の現役を引退することを決断しました」と告げた。

 横浜FC、清水エスパルス、FC東京、フィテッセ、名古屋グランパス、パース・グローリー、FC町田ゼルビア、そして日本代表のユニホームが飾られた会見場で、太田は続けて引退の経緯について説明した。

「引退を考えたのは3、4年前ぐらいから。具体的にはFC東京から名古屋に移籍した2019年の夏、32歳の時かな、35歳になる時に引退しようと。実際、今季が始まる前に『ラスト1年にしよう』と決めました」
 
 この18年間のサッカーキャリアに「悔いはない」と断言した太田は、「サッカーを始めた時の太田少年、プロになれると決まった時の太田選手へそれぞれ声をかけるとしたら?」との質問に対して「素晴らしい人生が待ってるぞ」と答えている。

「大好きなサッカーを仕事にできた。そのサッカーを通して、たくさんの人たちの心を動かすことができた。あとは…」

 ここで改めて涙を見せた太田は、こう言葉を継いだ。

「何より家族を、僕の大好きな家族をサッカーで幸せにできた。それに尽きると思います。なので、最高の人生を送ってるぞ、と声をかけたいです」

 中学時代にFC町田に在籍していた太田が、最後に選んだクラブが町田。「町田で育ち、町田でサッカーを始めた自分が18年のキャリアを経て大好きな町田で現役を終えるストーリーにとても運命を感じています。何より幸せです」

 そんな町田でリーグ優勝し、J1に昇格してハッピーエンドで終わらせたい。それがクラブへの恩返しになるという。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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