スペインで眩い輝きを放つ若きサムライが、イギリスでも脚光を浴びている。

　久保建英を擁するレアル・ソシエダは現地時間９月30日、ラ・リーガ第８節で宿敵アスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーに臨み、３－０で完勝した。

　22歳の日本代表アタッカーは、４－３－３の右ウイングで先発すると、１点リードで迎えた48分にブライス・メンデスが送り込んだボールに反応。左足のダイレクトシュートで、鮮やかにネットを揺らしてみせた。

　その直後、チームメイトが待ち受けるコーナーフラッグ付近に駆け寄った久保は、ハムストリングを痛めたような動きから、お尻を突き出して振るコミカルな仕草を披露。愛くるしいキャラクターでサポーターを大いに沸かせた。

　このパフォーマンスは瞬く間にSNS上を駆け巡り、大きな話題になるなか、英メディア『talk SPORT』も着目。「元レアル・マドリーの有望株、タケフサ・クボがレアル・ソシエダで愉快な尻振りセレブレーション」と題した記事を掲載し、次のように伝えている。

「今シーズンのリーグ戦７試合目の先発出場を果たしたクボが、スペインのサン・セバスティアンで輝きを放った。後半開始直後に、２－０とするファインゴールを決めたのだ。クボはセレブレーションで走り出し、怪我をして引き上げるふりをした後、おどけたように身体をくねらせた」
【動画】久保が躍動！ダービーで鮮烈弾→愉快な尻振りパフォーマンス

　同メディアはまた、「この得点は今シーズン５ゴール目。あと４ゴールで昨シーズンの得点数に並ぶ。カタール・ワールドカップに出場した日本代表は昨夏の契約以来、ソシエダで価値を証明している」と説明。マドリー時代からの確かな成長を称えている。

「彼はFC東京で活躍した後、2019年にスペインの巨人レアル・マドリーと契約したが、４度のレンタル移籍を経験した。ソシエダに売却されるまでの３年間、クボはマドリーで１試合も出られなかった。ただソシエダに加入以来、全コンペティションを通じて52試合に出場し、24ゴールに貢献している（14ゴール・10アシスト）」

　その活躍が欧州全体に轟くなか、日本の至宝はチャンピオンズリーグでも強烈なインパクトを放ち、地位をより確かなものとできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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