中国の杭州で開催されているアジア競技大会は、ベスト８が出揃った。

　U-22代表が参戦している日本は北朝鮮と、最大のライバルである韓国は中国と対戦する。

　その韓国のメディアは、中国を警戒しているようだ。『OSEN』は「大会３連覇を夢見る韓国としては良くないニュースだ。中国がファン・ソンホン監督のチームに比べて１ランク下の相手であるのは明らかだが、ホームファンの熱烈な応援を含むホームアドバンテージを考慮すれば、多少負担なのも事実だからだ」と伝えている。

「中国はカタールと試合（ラウンド16）でも判定の恩恵を受けたのを見た。後半のアディショナルタイムは６分が与えられたが、事実上３分程度は試合が止まったまま流れた。両チームの選手やコーチングスタッフまで衝突し、イエローカードも出た。中国のゴールキーパーが突然倒れ、筋肉の痛みを訴え、試合を遅らせた。それでも主審は６分30秒が過ぎると試合終了のホイッスルを吹いた。怒ったカタール選手たちは主審に近づいて激しく抗議し、試合後も両チームベンチが集まる寸劇が行なわれた」

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同メディアは「ファン・ソンホンも同様のことを経験しないとは保証できない。基本的に審判のジャッジは中国側に有利である可能性が非常に大きいことを認識し、競技場に入らなければならない」と指摘。さらに、中国のスタイルにも警鐘を鳴らしている。

「“少林サッカー”と呼ばれる中国のラフプレーも警戒しなければならない。中国はこの日も試合序盤からやや危険な反則を犯したが、主審はなかなかカードを出さなかった。これまで以上に平常心の維持が必要な勝負が予想される」

記事は６月に行なった中国との２つの強化試合で、負傷者が出た件に触れつつ、こう締め括っている。

「第１に警戒すべき対象である中国の“汚いプレー”され無事に乗り切れば、ファン・ソンホンは金メダル挑戦に向けて青信号を続けられる」

　韓国は10月１日に中国と対戦する。完全アウェーの中で、難敵を退けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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