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甲府から京都へ、15歳で立った重要な岐路。“王様”からチームのために戦える選手に変貌【パリの灯は見えたか|vol.4 川﨑颯太】

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希

2023年09月21日

小学校4年生で最初の大きな決断

京都でキャプテンを務める川﨑の今と昔に迫る。写真:松尾祐希

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 目覚ましい成長を遂げ、京都サンガF.C.でもU-22日本代表でも、川﨑颯太の存在感が日増しに高まっている。一方で、プロ入りするまでの歩んできたキャリアは人とは少し異なる。

 山梨で生まれた彼は15歳までヴァンフォーレ甲府で過ごし、高校1年生の時に京都へやってきた。なぜ、甲府から京都へ活躍の場を移したのか。この決断がなければ、今の自分はない。“王様”タイプのプレーヤーから、チームのために戦える選手に変貌を遂げたからこそ今の自分に辿り着いた。

 今季は21歳(現在は22歳)で京都のキャプテンを任され、悩む時期もあった。だが、それも乗り越えて選手として一皮剥けた。パリ五輪まで1年を切ったなかで、川﨑は現状に満足していない。謙虚に向き合う姿勢を崩さない男の今と昔に迫る。

――◆――◆――

 2023年シーズン、川﨑は21歳の若さでキャプテンを任された。プロ2年目に出会った恩師・曺貴裁監督から指名されたのは素直に嬉しかったし、自分のモチベーションにもなった。キャプテンを務めるのは京都U-18に所属していた高校3年生の時以来。元々、チームのまとめ役を担うことは嫌いではなかった。では、川﨑はどのような幼少期を過ごしてきたのだろうか。

 話は幼少期の頃まで遡る。5歳の頃にサッカーを始めた川﨑は、小学校1年生から山梨県にあるフォルトゥナSCでプレーし、同クラブのOBで当時は甲府に籍を置いていた柏好文(現・広島)のようなドリブラーを目ざして日々ボールを蹴っていた。

 さらなる成長を目ざすと、フォルトゥナでのプレーと並行し、甲府のスクールにも通い始める。そして、小学校4年生の時に大きな決断を下す。

「僕が小学校3年生の時に甲府のジュニアチームが立ち上がり、やっぱりプロに近い環境というのもあり、ヴァンフォーレのユニホームを着て試合に出たい。そういう憧れがあった」
 
 甲府U-12でプレーするようになると、ドリブル主体だったスタイルに少しずつ変化が見られる。フィジカルの強さを生かした突破だけではなく、周りをうまく使いながら崩すパサーとしての楽しさを知った。その一方で、自分の現在地を知る契機にもなったという。

「フォルトゥナの時も県外のチームと対戦していましたが、やっぱりマリノスとかフロンターレといったJクラブの育成組織と試合をすることで、自分が井の中の蛙だったんだなと思い知らされた。衝撃がかなりありましたから」

 レベルの高い相手と戦いながら揉まれた川﨑は、順調に成長を遂げていく。昇格した甲府U-15でも主軸として活躍した。

「中2で中3の試合に出ることは割と普通の出来事でしたから」

 同年代の仲間を牽引し、なんでもできる“王様”タイプの10番として輝きを放っていた。

 プレーで仲間を引っ張り、中学3年次にはキャプテンも任されたのも自然な流れ。リーダーシップを発揮してきた川﨑だが、15歳の時に再び岐路に立った。甲府U-15から、さらなる成長を目ざして移籍を志願したのだ。

「中学3年生の春に昇格に関する面談をしたんです。中学2年生の時にU-18がプリンスリーグ関東から落ちてしまった。県リーグではなくもっと上のステージで戦いという気持ちもありましたし、ユースではなく他のチームに行く先輩もいました。なので、違う選択肢はあるのかもしれないと思ったんです。ただ、親元を離れるに当たって、両親からは勉強もしっかりしてほしいと言われていました。そこで候補に上がったのが、京都だったんです」

(京セラ、京都サンガ、学校法人立命館が核となって文武両道に励む)スカラーアスリートプロジェクトの存在も大きかった。勉学に励みながら、サッカーに打ち込める。自身が求めていた環境が京都にはあった。
【PHOTO】サンガスタジアムに駆けつけた京都サンガF.C.サポーター
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