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「このぐらいは当たり前」ドイツを粉砕した森保ジャパンが見せた“世界基準”。ミスの後でも堂々のパス回し、久保が75分、堂安が84分から出場する層の厚さも頼もしい

カテゴリ:日本代表

江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

2023年09月10日

「誰一人そういう思いはなかった」

名手キミッヒを抜き去るシーンもあった三笘。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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[国際親善試合]日本 4-1 ドイツ/9月9日/フォルクスワーゲン・アレーナ 

 ワールドカップで過去4回の優勝を誇るドイツを敵地で4―1と粉砕。カタールW杯では2-1で勝利したものの、前半は圧倒された相手に内容でも上回り、もっと点差がついてもおかしくないほど決定機を作り出した。

 先発に抜擢されたGKの大迫敬介が4分に犯したビルドアップのミスは、正直に言って、いただけなかった。ただ、驚きだったのはその後だ。大迫のミスをカバーしたボランチの守田英正が「試合の入りは正直よくなかった。でもボールを繋ぐことにトライできたというのは今までなかった」と語ったように、プレッシャーを掛けられても、冨安健洋や板倉滉を中心に、日本の選手たちは堂々と最終ラインからボールを回していたのだ。

 板倉は「最初はミスがありましたけど、だからといって(大きく)蹴るのかといったら、誰一人そういう思いはなかったし、どんどんトライして、逆にこういう相手を崩していこうというふうやっていた」と明かしている。

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 そうした自信がすぐ結果に表われ、11分に菅原由勢の突破から伊東純也のゴールで先制すると、19分に対応が遅れてレロイ・ザネのシュートで被弾するも、その3分後に上田綺世のゴールで勝ち越し。その後は高い強度とコンパクトな陣形を保ち、ドイツを封じ込める。逆にプレッシングからボールを奪い、好機を創出した。

「強度が高い選手ばっかりなので。そういうリーグにいる選手たちですし、もっと球際だったり、セカンドボールを狙ってくるようなサッカーをされる方が僕たちには嫌だった」という守田の言葉からも、このぐらいのインテンシティならやれて当然という自信が伝わってくる。

“世界基準”だったのはライン設定も同じだ。正確なフィードとデュエルの強さで攻守に圧巻のパフォーマンスを披露した冨安と板倉のCBコンビは、A代表では初めてだったが、スピードとカバーリング能力があるが故に、最終ラインを高く保ち続けた。高さ、強さ、速さを兼備したこのデュオは、そう簡単に攻略はされないだろう。

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