【リオ五輪予選】歓喜の涙を浮かべたポーカーフェイスの主将・遠藤航が挙げた“3つの勝因”とは?

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2016年01月27日

涙の理由は――「 責任感……勝てずにいた責任感をずっと持っていました」。

原川(7番)が劇的ゴールを決め、遠藤(3番)も喜びを爆発させる。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 このリオ五輪アジア予選で、日本のキャプテンマークをつけてきたのが、ボランチの遠藤だった。彼自身はU-20ワールドカップのアジア予選で二度も敗れて“世界行き”の切符を掴めず、そして手倉森ジャパンになってからもイラクに何度も敗れてきた。
 
 しかし、ついに宿敵イラクを打ち破り、アジアの壁を突破した――。
 
 ポーカーフェイスの守備の職人が珍しく感極まり、涙を浮かべた。そんな遠藤がリオ五輪行きを手繰り寄せた“勝利のキーワード”に挙げたのが、「全員守備・全員攻撃」、「初戦・北朝鮮の勝利」、そして「割り切り」という3つだった。

遠藤 航(浦和/MF)
 
――「遠藤は欠場では?」と言われるなか先発フル出場し、手倉森監督の期待に応えましたね。
 
 正直なところ怪我をしていたけど、そんな僕を信じて使ってくれたからこそ、期待に応えないといけないと思っていました。リオに監督を連れていけることを嬉しく思っています。
 
――このイラク戦では、チームが逞しく成長していることを証明できたのでは?
 
 たとえ流れが悪くても焦らずに落ち着いて凌げば、チャンスが来るという意識をみんなで持てていたことが、失点の少なさにもつながりました。僕らのベースである全員守備、全員攻撃を表現できました。

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――このチームのターニングポイントを挙げるとすれば?
 
 初戦(北朝鮮戦)を勝てたことが大きかった。ゴールを取って、みんなで勝てて、すごくチームの雰囲気も良くなりました。みんなで戦うという意識がさらに強まった。もちちん、これまで1試合も無駄な試合はなかったけれども、初戦の勝利は大きかったです。
 
――勝てるのか、どうか、このチームで行けるのか……と周りからも言われるなか、やはり初戦はプレッシャーがありました?
 
 そのプレッシャーがあって、とても手堅いサッカーになってしまったけど、まずひとつ勝てたことが大きかったです。
 
――今回のイラク戦は、ゲームメーカーの8番にボールを持たせないことを意識していたようですが?
 
 そこは意識していました。彼がボールを触った後に最終ラインのDFとの1対1の勝負に持ち込まれないように、僕らボランチの前で止めることを意識していました。でも……ボールを収められることもありましたが、裏のスペースを取らせない、自由ぬやらせないということはできていたと思いました。
 
――それが手倉森さんの言う「割り切り」でもある?
 

 そうですね。ゲームの状況に応じて、相手のプレーの特長を見て、どういうプレーをすべきか考えていました。例えば後半は風下に立ち、ボールが全然伸びなかったので、僕がボールを競るべきだと思ったし、そういった判断はできていました。
 
――宿敵のイラクに勝って、五輪出場を果たせました。
 
 きっとなにかの縁があったのだと思います。ずっと負けてきたイラクに勝って、オリンピック出場を決められたとあって本当に嬉しかったです。とはいえ、誰も現時点満足はしていません。まずは優勝しないといけないし、内容的にも個々それぞれが成長しなければいいけないとは感じています。
 
――勝利の瞬間、涙を浮かべていました。キャプテンとしての達成感もあったのでは?
 
 責任感……勝てずにいた責任感をずっと持っていました。だから、いろいろな想いがありました……。この大会中も、不安が顔を覗かせたこともありました。でも、みんな一人ひとりを信じ合えて、しっかり自信を持って戦えて、この結果につなげられました。
 

 

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