【リオ五輪予選】19歳・井手口が迎える飛躍への大一番。初出場のサウジ戦で信頼を掴めるか?

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年01月19日

「この2試合はなにもできていない」

サウジ戦で今予選初出場が濃厚な井手口。手倉森監督へ序列を覆すようなアピールを見せられるか。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 2連勝ですでに決勝トーナメント進出を決めている日本は19日、サウジアラビアとのグループリーグ第3戦を迎える。メンバーの入れ替えを手倉森監督が示唆するなか、ここまで出場機会のなかったチーム最年少19歳のボランチ、井出口にもチャンスが回ってきそうだ。
 
「本当にこの2試合なんにもできていないので、出場機会をもらえれば、悔しい想いを晴らしたいです」
 
 言葉数は少ないが、確かな口調で意気込みを語る。
 
 一昨年途中に、G大阪と2種登録を経てプロ契約を結び、宇佐美以来となる飛び級でのトップ昇格を果たした逸材も、遠藤、大島ら強力なボランチのライバルがひしめくU-23代表では、なかなかチャンスを掴めなかった。
 
 それでも先輩たちと切磋琢磨するなかで多くの刺激を受けていると話す。
 
「(遠藤)航君も(大島)僚太君も違う良さを持っていて、見習う部分はたくさんあります。例えば僚太君だったらどんな時でも冷静にチームを組み立てる部分を尊敬しています。毎日、勉強になっています」
 
 ただ、最終予選メンバーに選出されても、大会の雰囲気を味わうだけでは意味がない。それは本人が最も強く自覚している。
 
「選ばれるだけだったらなにもしていないのと一緒。プレーをしてチームに貢献できることが一番大事です。サウジアラビア戦は出場できれば、決勝トーナメントでも使ってもらえるようにアピールをしたい」
 
 井手口はパス、ドリブル、シュートと三拍子を揃えるとともに、高い守備意識も備え、攻守に幅広く貢献することができる。ショートカウンターを得意とするサウジアラビアを相手にまず警戒するのは「下手な失い方をしないこと」だ。そして「ただ、相手のことばかりをがっつり意識せずに、いつも通りやるのが一番かなとも思います」と続ける。
 
 将来性は抜群だ。この過酷な五輪最終予選で実戦経験を積めば、大化けする可能性だってある。大きく羽ばたくキッカケになるのか――、サウジアラビア戦は井手口にとって重要なターニングポイントとなり得る大一番だ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 

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