なでしこジャパンの快進撃が止まらない。海外メディアも大会前の評価を一変させ、いまや日本を優勝候補の筆頭格と見なしている。
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　現地８月５日、日本は女子ワールドカップのラウンド・オブ16でノルウェーと対戦し、３－１の快勝を収めた。１－１でハーフタイムを迎えると、後半開始早々に清水梨紗が相手選手のパスミスを突いて勝ち越し点をゲット。巧みな試合運びでノルウェーを翻弄しつつ、80分には電光石火のカウンターから宮澤ひなたが大会５点目となるゴールを決めて、勝利を決定づけた。

　90分間を通して攻守両面で高い連動性を示した池田ジャパン。グループステージ最終戦で日本が４－０と圧倒したスペインの全国紙『as』は、あらためて日本アタッカー陣の破壊力に舌を巻いた。ノルウェー戦を次のようにレポートしている。

「日本の絶好調が終わらない。ノルウェー戦でも３点を挙げ、これで大会通算14ゴール。2011年に初優勝した大会は合計11得点だったが、すでに４試合でその数字を上回る過去最多の数値を叩き出している。傑出した個の力が結集し、敵陣深くで炸裂させるダイナマイトがなんとも恐ろしい。前半こそノルウェーは五分のゲームを演じていたが、日本がギアを一気に上げるとまるで付いていけなかった」
 

　さらに同紙は「１点を追って前に踏み出すとものの見事に良質なカウンターを食らうのだ。今回のフィニッシャーはまたしてもミヤザワだった」と23歳のアタッカーに言及し、「あのホマレ・サワ（澤穂希）に並ぶ、日本の一大会における最多得点者（５点）だ。いったんスピードに乗らせたら阻止するのは至難の業である」と称えた。

　日本戦のキックオフ前、スペインはスイスと戦って５－１の大勝を飾った。あの０－４完敗の屈辱から立ち直って、３戦無失点だった難敵を打ち破ったのだ。このまま日本とスペインが勝ち進めば、ふたたび準決勝で相まみえることになる。日本はアメリカvsスウェーデンの勝者と、スペインはオランダvs南アフリカの勝者と、それぞれ準々決勝を戦う。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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