「彼女はなぜあんなところでパスをしたのか」
なでしこジャパンの試合巧者ぶりが際立つ90分間だった。
現地8月5日、オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップは決勝トーナメントの1回戦を開催し、日本女子代表はノルウェーと対戦。15分にオウンゴールで先制してすぐさま豪快ヘッドで追いつかれたが、冷静にポゼッションを高めて優位に試合を進めると、後半に突き放した。
【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー
49分に相手選手のペナルティエリア内での不用意なパスを狙った清水梨紗が勝ち越し点を挙げ、80分には攻撃に重心を置いて前に出てきたノルウェーの背後を突き、宮澤ひなたが決定的な3点目を奪取。最終盤にはGK山下杏也加のビッグセーブも生まれてゴールを割らせず。3-1の快勝を収めた日本が、堂々ベスト8に歩を進めた。
悔しい敗戦に怒りを滲ませたのが、ノルウェー公共放送『NrK』の電子版だ。テレビ中継のなかで解説陣が発したコメントをベースに「サヨナラ、ノルウェー」とあえて日本語を使って銘打ち、レポート記事を掲載。ミスを繰り返した女子代表チームの戦いぶりを糾弾した。
「ミス、ミス、ミスだ。グループステージで尻上がりに調子を上げて期待が膨らんでいたが、ノルウェーは残念な形で大会に“サヨナラ”を告げたのである。集中力を欠いたオウンゴールにはじまり、とりわけ後半早々の失点は手痛かった。ヴィルデ・ボー・リサはなぜあんなところでパスをしたのか。落ち着きぶりを誇示しようとでもしたのか。まさにミスによる大惨事で、ネット上では批判の嵐が吹き荒れている」
現地8月5日、オーストラリア&ニュージーランド共催の女子ワールドカップは決勝トーナメントの1回戦を開催し、日本女子代表はノルウェーと対戦。15分にオウンゴールで先制してすぐさま豪快ヘッドで追いつかれたが、冷静にポゼッションを高めて優位に試合を進めると、後半に突き放した。
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49分に相手選手のペナルティエリア内での不用意なパスを狙った清水梨紗が勝ち越し点を挙げ、80分には攻撃に重心を置いて前に出てきたノルウェーの背後を突き、宮澤ひなたが決定的な3点目を奪取。最終盤にはGK山下杏也加のビッグセーブも生まれてゴールを割らせず。3-1の快勝を収めた日本が、堂々ベスト8に歩を進めた。
悔しい敗戦に怒りを滲ませたのが、ノルウェー公共放送『NrK』の電子版だ。テレビ中継のなかで解説陣が発したコメントをベースに「サヨナラ、ノルウェー」とあえて日本語を使って銘打ち、レポート記事を掲載。ミスを繰り返した女子代表チームの戦いぶりを糾弾した。
「ミス、ミス、ミスだ。グループステージで尻上がりに調子を上げて期待が膨らんでいたが、ノルウェーは残念な形で大会に“サヨナラ”を告げたのである。集中力を欠いたオウンゴールにはじまり、とりわけ後半早々の失点は手痛かった。ヴィルデ・ボー・リサはなぜあんなところでパスをしたのか。落ち着きぶりを誇示しようとでもしたのか。まさにミスによる大惨事で、ネット上では批判の嵐が吹き荒れている」
さらに『NrK』は「得点が必要だったとはいえ、もっとも警戒していた日本のカウンターにしてやられたのも不甲斐ない。あれ(3失点目)で試合は決まった。ノルウェーはその後得点を奪えずに1-3で敗れ去り、日本の後塵を拝したのだ」と断じた。
準々決勝に臨む日本の対戦相手は、明日行なわれるアメリカvsスウェーデン戦の勝者だ。ベスト4を懸けた大一番は日本時間8月11日、16時30分にキックオフされる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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