イングランドのアストン・ビラ・ウィメンに所属し、インスタグラム・フォロワー数が驚異の1455万と“世界一有名な女子フットボーラー”とも謳われるのが、スイス女子代表のMFアリシャ・レーマンだ。24歳にして初の女子ワールドカップに臨んだが、出場時間はわずか39分間でゴールにも絡めず。やや不完全燃焼な形で大会を後にした。
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　現地８月５日、スイスは決勝トーナメント１回戦で強豪スペインと対戦。１－５で敗れた一戦、反撃の糸口を掴みたいなかでもレーマンにお呼びはかからなかった。女性版クリスチアーノ・ロナウドの異名を持つほど、左サイドからの豪快なカットインからゴールを陥落するのが十八番のパターン。ベンチ脇でアップをしながら、レーマンは母国敗退のホイッスルを聞いた。

　ドイツの大衆紙『BILD』は「ワールドカップでの厳しい現実がアリシャ・レーマンを待っていた」と記し、「ドイツ出身のインカ・グリングス監督は守備重視の戦術を固め、グループステージ３試合（１勝２分け）を０失点で切り抜けた。そんなチームにあってレーマンの出番はなかなか巡ってこず、スペイン戦も指揮官は不動のスタメンを選択。最後は途中出場さえ叶わなかった。フィリピン戦とニュージーランド戦の終盤に登場して、39分間のプレータイムを与えられたのみだ」と伝えている。
 

　そのうえで、「大会を通しての注目度は高く、ウォーミングアップをする彼女の姿を追うメディアは後を絶たなかった。やはりその存在感は異彩を放っていたと言える」と書き添えた。

　出場機会はあまり掴めなかったものの、レーマンは大会中も毎日のようにインスタを更新し、常にポジティブなメッセージを発信していた。しかしスペイン戦終了後は半日以上が経過してもストーリーでいくつかの写真をアップしただけで、ベスト16敗退を受けての想いや大会の感想などは明らかにしていない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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