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G大阪ユース、16年ぶり大会制覇の裏にあった物語。同級生のために戦った3年生の想いと、長期離脱中の主将が見せた会心の笑顔

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2023年08月03日

前十字靭帯断裂で全治8か月

ピッチ外でチームを支えた田中。「本当に仲間には感謝しかない」と語る。写真:松尾祐希

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[クラ選決勝]FC東京U-18 3(4PK5)3 G大阪ユース/8月2日/味の素フィールド西が丘

 3年生の想いが、最後の最後に結実した。

 8月2日に行なわれた第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の決勝戦。G大阪ユースとFC東京U-18が対峙したファイナルは、2-2で迎えた後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。

 表示された時間は4分。時計の針が4分に差し掛かろうとしたところで、途中出場のG大阪FW武井遼太朗(1年)が相手のクリアボールを拾って左足でネットを揺らす。土壇場で生まれた勝ち越し弾――。誰もが“勝負あり”と思ったが、試合はまだ終わらなかった。

 キックオフ後のプレーがラストプレー。ここからFC東京は懸命にボールを繋ぎ、途中出場のFW吉田綺星(3年)が右サイドからクロスを入れると、最終ラインから駆け上がってきたCB永野修都(2年)がヘディングで押し込み、試合を振り出しに戻したのだ。

 そこから延長戦を戦い、勝負の行方はPK戦へ。互いに2人ずつが失敗して迎えた7人目で、先攻のFC東京はDF佐々木将英(1年)が外してしまう。対するG大阪は遠藤保仁(磐田)を父に持つMF遠藤楓仁(3年)が冷静に決め、2007年度大会以来となる夏の日本一に輝いた。
 
 優勝が決まった瞬間、選手たちは感情を爆発させた。とりわけ、感極まった3年生たちは熱い抱擁を交わし、目を潤ませながら喜びを噛み締める。

 表彰式を経て、ゴール裏で応援に駆けつけたサポーターたちと記念写真を撮影すると、仲間たちに促されてひとりの男がカップを掲げた。本来のキャプテンであるMF田中彪雅(3年)だ。

 少し恥ずかしそうにしながらも仲間と喜びを分かち合い、今までの想いをぶつけるように雄叫びを挙げた。

 今大会のG大阪は下級生が多く先発に名を連ね、3年生のメンバーは半数以下。決して力がなかったわけではないが、怪我人が続出してピッチに立てない選手が多かったのだ。

 その代表格が田中だった。昨年10月に前十字靭帯を断裂。全治8か月の診断でリハビリを余儀なくされる。そうした状況下でも町中大輔監督からキャプテンに指名され、先頭に立ってチームを引っ張る役割を与えられた。

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