［MS＆ADカップ2023］日本 ５－０ パナマ／７月14日／ユアテックスタジアム仙台

　日本女子代表は７月14日、女子ワールドカップ前最後の強化試合でパナマ女子代表と対戦し、５－０の快勝を飾った。

　試合は立ち上がりからボールを握った日本が、相手を圧倒。33分に清水梨紗、37分に長谷川唯がネットを揺らし、２点リードで前半を折り返すと、後半も勢いは止まらず。60分に藤野あおば、61分に長谷川、90＋２分に南萌華が得点を重ね、大量５発で勝利をモノにした。

　会場のユアテックスタジアム仙台には、なでしこジャパンの雄姿を見届けようと多くのサポーターが来場。大きな声援で選手を後押しした。
 

　このテストマッチで２ゴール・１アシストと躍動した長谷川唯は、試合前のアップ時から、高揚感を抱いていた。

「自分はコロナ禍のあとから、あまり日本でプレーしていなくて、最初、ウォーミングアップでピッチに入った時に、ニッポンコールとか応援が聞こえたのが本当に久しぶりだったので新鮮で、すごく気持ちも高まりました。

　本当にたくさんの人に応援してもらえているなと感じれて、すごく良い雰囲気を作ってくれたなかで試合ができた。ワールドカップ前最後の試合にふさわしい雰囲気を作ってくれたので、本当に自分たちは嬉しく思っています」

　また、放映権の高騰などが影響し、なかなか決まらなかった女子W杯の日本国内でのテレビ放送が決定。長谷川は「なかなか難しいかなと思っていたなかで決まったのもあって、本当に嬉しいです。色んな人に見てもらいたいなと思っていました」と喜びを語った。

　続けて、「サッカーに興味がある人、ない人にもこれから興味を持ってもらえるように、サッカーって面白いんだなと思ってもらえるようなプレーや試合を見せたいです。（テレビ放送が）決まったからには責任もある。日本を背負って戦いたいと思います」と、３大会ぶり２度目の世界一へ向け、闘志を燃やした。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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