素早い切り替えでボール奪取に成功
[MS&ADカップ]日本 5-0 パナマ/7月14日/ユアテックスタジアム仙台
なでしこジャパンは女子ワールドカップの壮行試合にあたるMS&ADカップ2023で、同じくW杯に出場するパナマに5-0で勝利。本番に良い流れをもたらす勝利を飾った。
前回のパナマ戦から2年ぶりの代表戦ゴールとなった清水梨紗による先制点は、33分にもたらされた。長谷川唯から大きなサイドチェンジのパスをペナルティエリアの右でコントロールした清水が、右足でボールを浮かせるとGKジェニス・ベイリーに触られるが、そのままゴールに吸い込まれた。
この先制点まで時間がかかったが、その4分後には田中美南のスルーパスに長谷川が抜けて追加点が入り、後半にも藤野あおばが代表10試合目にして初ゴール。さらに清家貴子のアシストから長谷川が2点目を決めて、後半アディショナルタイムには猶本光の直接FKをGKが弾いた流れで南萌華が押し込み、オフサイドの可能性があるとしてVARチェックが入ったが、ゴールが認められた。
終わってみれば完勝だったが、最初のゴールが入るまではチャンスでなかなか決められず、日本のミスからボールを失い、危なくなりかけるシーンもあった。今回のパナマはマイボールを自陣で繋ごうとする意識が高く、日本が素早い切り替えからボールを奪い返すこともできていた。
なでしこジャパンは女子ワールドカップの壮行試合にあたるMS&ADカップ2023で、同じくW杯に出場するパナマに5-0で勝利。本番に良い流れをもたらす勝利を飾った。
前回のパナマ戦から2年ぶりの代表戦ゴールとなった清水梨紗による先制点は、33分にもたらされた。長谷川唯から大きなサイドチェンジのパスをペナルティエリアの右でコントロールした清水が、右足でボールを浮かせるとGKジェニス・ベイリーに触られるが、そのままゴールに吸い込まれた。
この先制点まで時間がかかったが、その4分後には田中美南のスルーパスに長谷川が抜けて追加点が入り、後半にも藤野あおばが代表10試合目にして初ゴール。さらに清家貴子のアシストから長谷川が2点目を決めて、後半アディショナルタイムには猶本光の直接FKをGKが弾いた流れで南萌華が押し込み、オフサイドの可能性があるとしてVARチェックが入ったが、ゴールが認められた。
終わってみれば完勝だったが、最初のゴールが入るまではチャンスでなかなか決められず、日本のミスからボールを失い、危なくなりかけるシーンもあった。今回のパナマはマイボールを自陣で繋ごうとする意識が高く、日本が素早い切り替えからボールを奪い返すこともできていた。
W杯初戦の相手になるザンビアは、世界最高峰のFWであるバーバラ・バンダを目掛けて蹴ってくることが予想されるので、つなぎのところでミスからボールを奪われるシーンは減らしていく必要がある。
それを踏まえて、改めて日本の先制シーンを振り返ると、左サイドでのミスからパナマにチャンスを与えた裏返しの攻撃がゴールにつながったことは興味深い。
パナマは1トップのライリー・タナーが右斜め下に降りて起点となり、スルーパスに右外からウイングバックのキャサリン・カスティージョが飛び出してクロスに持ち込む。
10番のセデーニョが走り込むが、手前で3バック中央の熊谷紗希がカットする。そこで効果的なファーストパスを引き出したのが、ボランチの長谷川だった。ちょうどパナマの選手が空けた前方エリアで熊谷から縦パスを受けると、左外の宮澤ひなたに開いて、前に出ながらリターンパスを受けた。パナマはもともと同サイドに人数がかかっていたところに、長谷川の展開によってさらに守備がボールサイドに寄ることとなった。
【PHOTO】なでしこジャパンのパナマ戦出場17選手&監督の採点・寸評。4人が「7点」以上の評価。MOMは攻守で文句なしのプレーを披露した14番
それを踏まえて、改めて日本の先制シーンを振り返ると、左サイドでのミスからパナマにチャンスを与えた裏返しの攻撃がゴールにつながったことは興味深い。
パナマは1トップのライリー・タナーが右斜め下に降りて起点となり、スルーパスに右外からウイングバックのキャサリン・カスティージョが飛び出してクロスに持ち込む。
10番のセデーニョが走り込むが、手前で3バック中央の熊谷紗希がカットする。そこで効果的なファーストパスを引き出したのが、ボランチの長谷川だった。ちょうどパナマの選手が空けた前方エリアで熊谷から縦パスを受けると、左外の宮澤ひなたに開いて、前に出ながらリターンパスを受けた。パナマはもともと同サイドに人数がかかっていたところに、長谷川の展開によってさらに守備がボールサイドに寄ることとなった。
【PHOTO】なでしこジャパンのパナマ戦出場17選手&監督の採点・寸評。4人が「7点」以上の評価。MOMは攻守で文句なしのプレーを披露した14番