そのプレーは頭ひとつ抜けていた
タイで開催されたU-17アジアカップを制して約1週間。日本の10番を背負い、目覚ましい活躍を見せたMF佐藤龍之介(FC東京U-18)は、11月のU-17ワールドカップに向けてリスタートを切っている。
7月8日に行なわれたU-18高円宮杯プレミアリーグEASTの11節。シーズン前半戦を締め括る一戦で、FC東京U-18は昨年度の王者・川崎フロンターレU-18と対戦した。
“ユース版・多摩川クラシコ”とあって、多くのサポーターが駆けつけるなか、佐藤は帰国直後ながらスタメンで出場。トップ下で攻撃の舵取り役を担うと、正確なパスでゲームを組み立てながら、力強いドリブルで何度も相手陣内に切れ込んだ。
格の違いを見せた一方で、チームは川崎に苦戦。0-0で迎えた90+4分に左CKからオウンゴールで決勝点を献上してしまう。試合終了のホイッスルが鳴ると、佐藤はピッチに倒れ込んだ。
下位に低迷している現状を考えれば、勝点1は最低でも欲しかった。何よりチームを勝たせられなかった不甲斐なさが佐藤の悔しさを増幅させた。
「チャンスは自分たちもあったけど、最後は相手に押し込まれてしまった。アディショナルタイムを耐えたかったんですけど、ほとんどラストプレーで失点してしまった。まだまだ足りないというのが率直な気持ち」
7月8日に行なわれたU-18高円宮杯プレミアリーグEASTの11節。シーズン前半戦を締め括る一戦で、FC東京U-18は昨年度の王者・川崎フロンターレU-18と対戦した。
“ユース版・多摩川クラシコ”とあって、多くのサポーターが駆けつけるなか、佐藤は帰国直後ながらスタメンで出場。トップ下で攻撃の舵取り役を担うと、正確なパスでゲームを組み立てながら、力強いドリブルで何度も相手陣内に切れ込んだ。
格の違いを見せた一方で、チームは川崎に苦戦。0-0で迎えた90+4分に左CKからオウンゴールで決勝点を献上してしまう。試合終了のホイッスルが鳴ると、佐藤はピッチに倒れ込んだ。
下位に低迷している現状を考えれば、勝点1は最低でも欲しかった。何よりチームを勝たせられなかった不甲斐なさが佐藤の悔しさを増幅させた。
「チャンスは自分たちもあったけど、最後は相手に押し込まれてしまった。アディショナルタイムを耐えたかったんですけど、ほとんどラストプレーで失点してしまった。まだまだ足りないというのが率直な気持ち」
佐藤は悔しさを滲ませたが、そのプレーは頭ひとつ抜けていた。
前半から正確な技術とアイデアで攻撃を牽引。とりわけ、素晴らしかったのがドリブルだ。巧みなコース取りで相手が触れないところにボールを置くだけではなく、自分よりも体格が良い相手に当たられても倒れなかった。
168センチの身体を上手く使っていたのはもちろん、体幹の強さを見せつけて推進力を発揮。ボールをほぼ失わず、そこから前を向いて前方に鋭いパスを何本も付けていた。
「ちょっとずつ強くなってきた実感もありますし、やっぱり経験を積んだので自信も出てきた。ただ、自信を持ってプレーできた一方で、最後の局面でゴールを決められなかったので、そこはやっていきたい」
得点力は課題だが、確実に以前より身体が強くなっているのは事実。プレーにも余裕があり、判断のスピードも高まっている。
【PHOTO】FC東京の歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
前半から正確な技術とアイデアで攻撃を牽引。とりわけ、素晴らしかったのがドリブルだ。巧みなコース取りで相手が触れないところにボールを置くだけではなく、自分よりも体格が良い相手に当たられても倒れなかった。
168センチの身体を上手く使っていたのはもちろん、体幹の強さを見せつけて推進力を発揮。ボールをほぼ失わず、そこから前を向いて前方に鋭いパスを何本も付けていた。
「ちょっとずつ強くなってきた実感もありますし、やっぱり経験を積んだので自信も出てきた。ただ、自信を持ってプレーできた一方で、最後の局面でゴールを決められなかったので、そこはやっていきたい」
得点力は課題だが、確実に以前より身体が強くなっているのは事実。プレーにも余裕があり、判断のスピードも高まっている。
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