［キリンチャレンジカップ］日本 ４－１ ペルー／６月20日／パナソニックスタジアム吹田

　６月シリーズの第２戦、森保ジャパンは難敵ペルーを相手に４ゴールを叩き込み、４－１の快勝を飾った。

　６－０で圧勝したエルサルバドル戦で、１ゴール・２アシストの活躍を見せた久保建英は、堂安律とともに71分から途中出場。エルサルバドル戦では、堂安が４－１－４－１の右インサイドハーフ、久保が右ウイングだったが、この試合では堂安が右ウイング、久保が「トップ下」（本人談）に入った。

　その堂安との連係について質問を受けると、「展開が展開だったので、４点入ってましたし、（チーム全体が）ちょっとぐだった感じだったんですけど、最初から入っていたら、僕らだったら、違う展開になっていたと思います」と答えた。

【PHOTO】日本代表のペルー戦出場17選手＆監督の採点・寸評。３人が「7.5点」の最高点、MOMは１ゴール・１アシストの７番

　久保はそのコメントの前に、「今日はカウンターが多かった。カウンターでもしっかり、攻めきれたところが良かった。欲を言えば、自分たちが保持したかった」と発言していた。「違う展開」というのは、もう少しボールを握れていたということだろう。

　一方で、伊東純也、古橋亨梧、三笘薫というトリデンテを鎌田大地が司ったこの日の攻撃陣は、縦への鋭さがあった。

　22歳のMFは「いろんな選手と一緒に出ることもあると思うので、堂安選手と共に依存はしすぎずに、誰ともやれないと代表ではダメだと思うので、確かに僕は菅原（由勢）選手や堂安選手とフィーリングが合いますけど、他の選手ともフィーリングを合わせていかなきゃいけないと思います」と課題を述べた。

　レアル・ソシエダのダビド・シルバのように、感覚の合う選手がいると久保はいっそう輝きを増す。日本代表ではそれが堂安になるわけだが、今後は他の選手との“化学反応”にも期待したい。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

【動画】見事なトラップからのラストパス！鎌田が演出した三笘の鮮烈弾

【PHOTO】パナソニックスタジアム吹田に集結した日本代表サポーターを特集！

【PHOTO】試合前から大盛り上がり！パナスタに駆け付けたペルー代表サポーターを特集！