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「勝負には勝ったが品位を失った」「過激なファウル」U-20W杯敗退の韓国、母国メディアはイタリアのラフプレーに怒り!「21年前と変わっていない」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2023年06月09日

「押したりつまずかせたりして驚かせた」

26個のファウルを犯したイタリア(青)を韓国メディアが批判した。(C)Getty Images

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 アルゼンチンで開催されているU-20ワールドカップは現地6月8日、準決勝が開催され、韓国代表はイタリアと対戦。1-2で敗れ、2大会連続の決勝進出を逃した。

 14分に先制を許した韓国は、23分にイ・スンウォンのPKで追いついたものの、86分にFKで勝ち越し点を奪われ、万事休した。

 この一戦で韓国のメディアが憤慨しているのがイタリアのラフプレーだ。『Xports News』は「2002年ワールドカップのラウンド16を見ているようだ。イタリアの反則は26個。勝負には勝ったが品位を失った」と題した記事を掲載。2002年W杯のラウンド16で韓国対イタリア(2―1)が激しいファウルの応酬になったのを引き合いに出し、次のように伝えた。

「21年前の対戦を思い起こさせる試合だった。2002年韓日U-20W杯のラウンド16のように、荒い肉弾戦を行なったイタリアはU-20W杯でも変わらなかった。 韓国の戦士たちは惜敗したが、相手の過激なファウルに対して強く抵抗した」

【画像】韓国メディアが「危険」と痛烈に批判したプレー
 同メディアは「この日のイタリアはU-20W杯という、若い選手たちが善意の競争を繰り広げる舞台と言うのが難しいほど、韓国の選手を押したりつまずかせたりして驚かせた」と主張。「2002年にW杯でそうしたように荒くぶつかってきた。 韓国選手たちがカウンターを展開したり、突破を試みたりしようとすると、ラフなタックルはもちろん、躊躇せずにユニホームを引っ張って防いできた」と批判をしている。

「前半戦だけに韓国より3倍多い15個のファウルを記録したほど、競り合いで荒々しく対応した。空中戦では頭ではなく足を高く上げて危険なシーンを作り出したり、最後まで競り合わずに押したり、腕で顔を叩いたり、非紳士的なプレ-をした。計26個のファウルに韓国の選手が倒れた」

 記事は「21年前と変わりはなかった。当時もラフなタックルをし、腕を使った。特にイタリアが誇るアタッカー、クリスチャン・ヴィエリが肘でキム・テヨンの鼻骨を骨折させた場面は、まだ韓国ファンの脳裏に鮮明に残っている」と当時の因縁を綴っている。

「フランチェスコ・トッティはPKを得るためにボックスの中で足が掛かって倒れたかのようにだまし、退場を受けた。韓国はヴィエリに先制ゴールを食らったが、ソル・ギヒョンの同点弾、アン・ジョンファンの逆転ゴールで非紳士的なイタリアに勝ったのだ」

『Xports News』は最後にこう締め括っている。

「21年後、後輩たちは勝負では1ゴール及ばずに90分の血闘を終えたが、きちんとしたマナーと良いパフォーマンスで韓国サッカーの未来を示した」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】肉弾戦となった韓国対イタリアの模様をチェック
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