• トップ
  • ニュース一覧
  • 「点を決めて勝つことしか考えていない」U-20W杯に臨む福田師王のみなぎる自信。連係面に課題も強気な姿勢は崩さず

「点を決めて勝つことしか考えていない」U-20W杯に臨む福田師王のみなぎる自信。連係面に課題も強気な姿勢は崩さず

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年05月20日

動き出しの良さで周囲の信頼を勝ち取る

得点源として期待される福田。写真:松尾祐希

画像を見る

 冨樫ジャパンのラストピースになれるか――。渡独して約4か月。高校No.1ストライカーと称された福田師王(ボルシアMG)が、U-20ワールドカップを前に自信をみなぎらせている。

「自分の得点で勝つイメージ」

 5月19日、U-20日本代表はアルゼンチンのブエノスアイレス市内でトレーニングを行ない、21日のセネガル戦を想定したメニューを消化した。この日は大粒の雨が叩きつける悪天候。時折、目を開けることすら困難な状況になったが、福田の目はギラついていた。

 今大会、FW登録で招集された選手は3名。坂本一彩(G大阪)と熊田直紀(FC東京)は3月のU-20アジアカップにも参戦し、前者は2ゴールを奪い、後者は4ゴールで得点王に輝いている。一方で、福田は昨年3月以来、代表活動に参加しておらず、連係面で不安を抱えていた。

 実際に大会前最後のトレーニングマッチとなった15日のアルゼンチン戦でも、思い描いたプレーは見せられていない。守備面やポストプレーでは一定の手応えを掴んだが、肝心の“ゴールを奪う”仕事ができなかった。
 
「自分の動き出しが悪く、まだ全然(ボールが)入ってこない。自分が改善すれば、入ってくると思うので、そこは頑張っていきたい」

 だが、福田は現状を悲観しておらず、強気な姿勢を崩していない。ドイツに渡ってからの日々が充実していたからだ。

 合流して間もない時期から、U-19のカテゴリーでゴールを量産。動き出しの良さで周囲の信頼を勝ち取り、ゴールゲッターとしての才能をいかんなく発揮してきた。

 神村学園高時代に何度も強さを見せてきた空中戦でも徐々に競り合いの強さを示し、178センチのサイズを補ってあまりある跳躍力で大柄な選手を凌駕。今ではセットプレーのターゲット役を担うまでになっており、リーグ戦で7戦5得点の力は本物だ。

 フィジカル面の強化に力を入れるなど、ドイツに渡ってからもさらなる進化を目ざしてきた。そうした地道な積み重ねに加え、自身が置かれている環境も成長スピードを加速させる要因になっている。特に大きかったのが、トップチームのトレーニングを自由に見学できる環境だ。

【PHOTO】U-20ワールドカップアルゼンチンに挑むU-20日本代表を一挙紹介!
【関連記事】
いよいよ開幕するU-20W杯出場選手の市場価値トップ10を発表! 日本人選手の最高位は…
「えっなんか似てない?」ボルシアMG福田師王、“オレのスーパースター” 板倉滉 との2ショットが話題!「金髪イケメン」
ドイツで早くも二桁越え! ボルシアMG福田師王の現在地。勝ち取った仲間からの信頼「フクダにボールを集めろ!」
バイエルンでの日々が成長を加速、福井太智がドイツ代表MFとのプレーで得た刺激。U-20W杯で真価発揮へ「日本を優勝させたい」
「使えよ」「真面目にタキ出さないと大敗する」復調傾向なのになぜ…南野拓実、まさかの出番なしに怒りの声!「出さなかったから負けた」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ