いよいよ開幕するU-20W杯出場選手の市場価値トップ10を発表! 日本人選手の最高位は…

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2023年05月20日

チェルシーに在籍する選手が3人ランクイン

昨夏に1800万ユーロの移籍金でチェルシーに加入したチュクウェメカがトップに。(C)Getty Images

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 現地時間5月20日にU-20ワールドカップが開幕する。

 本来は2年おきに行なわれる同大会だが、21年大会は新型コロナウイルスの影響で中止に。今大会も4月になって急きょ、開催国がインドネシアからアルゼンチンに変更されるなど不測の事態はあったものの、無事に4年ぶりに開催される運びとなった。

 若手の見本市とも言えるU-20W杯には、今回も出場24か国から多くの逸材が集結。ここでは、計504人の登録メンバーの中から『transfermarkt』が算出した「推定市場価格」トップ10を紹介する。

 推定市場価格とは、選手の能力や実績、年齢、過去の移籍例などを総合的に判断して弾き出される評価額で、移籍マーケットにおける“市場価値”を示す指標だ。

 トップに輝いたのがイングランドのカーニー・チュクウェメカ(チェルシー)、ブラジルのアンドレイ・サントス(ヴァスコ)、マルコス・レオナルドの3人だ。その推定市場価格は1500万ユーロ(約21億円)にのぼる。

 チュクウェメカは昨夏に1800万ユーロ(約25億2000万円)の移籍金でアストン・ビラからチェルシーに加入した足下のテクニックに優れたセントラルMFの大器。今シーズンは途中出場がメインながらもプレミアリーグ11試合に出場している。

 同じく、今年1月にチェルシーが1250万ユーロ(約17億5000万円)でブラジルのヴァスコから引き抜いたのがアンドレイ・サントスだ。ただ、A・サントスの場合は、イギリスの労働許可証が取得できなかったため、古巣ヴァスコでレンタルという形でプレーを続けている。

 代表ではキャプテンを務め、今年1~2月に行なわれた今大会の予選を兼ねたU-20南米選手権では、セントラルMFながら8試合で6ゴールと驚異的な得点力を発揮して、特大のインパクトを放った。

 ブラジルの名門サントスでプレーするCFのレオナルドは、これまでセレソンの各年代でエースとして活躍。今季のブラジル全国リーグでは開幕スタメンを飾り、3節アメリカFC戦では決勝点をマークするなど、トップリーグでも実績を残し始めている。その活躍に、すでにイタリアのローマが触手を伸ばしているという。

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 そのほかにも、5位にはアーセナルが所有権を持つブラジル人ウインガー、マルキーニョス、6位には今年1月にロドリの後継者候補としてマンチェスター・シティに加入したアルゼンチン人MFのマキシモ・ペローネ、9位にはすでにアメリカ代表デビューを飾っているGKのガブリエル・スロニナと、プレミアリーグのメガクラブに所属する選手がズラリ。

 ちなみに、10位にはかつてロングスローで名を馳せたロリー・デラップ(ストークなど)の息子である、イングランド人FWのリアム・デラップがランクインしている。

『transfrmarkt』が算出した「U-20W杯出場選手の推定市場価格TOP10」は以下の通りだ。

1位:カーニー・チュクウェメカ(イングランド/チェルシー)1500万ユーロ
1位:アンドレイ・サントス(ブラジル/ヴァスコ)1500万ユーロ
1位:マルコス・レオナルド(ブラジル/サントス)1500万ユーロ
4位:アレックス・スコット(イングランド/ブリストル・シティ)1400万ユーロ
5位:マルキーニョス(ブラジル/ノーリッジ)1200万ユーロ
6位:マキシモ・ペローネ(アルゼンチン/マンチェスター・シティ)1000万ユーロ
6位:トンマーゾ・バルダンツィ(イタリア/エンポリ)1000万ユーロ
6位:ジオバニ(ブラジル/パルメイラス)1000万ユーロ
9位:ガブリエル・スロニナ(アメリカ/チェルシー)800万ユーロ
10位:サミュエル・エドジー(イングランド/サウサンプトン)700万ユーロ
10位:マテウス・マルティンス(ブラジル/ワトフォード)700万ユーロ
10位:ロベルト・レナン(ブラジル/ゼニト)700万ユーロ
10位:マテウス・ナシメント(ブラジル/ボタフォゴ)700万ユーロ
10位:リアム・デラップ(イングランド/プレストン)700万ユーロ
 
 日本人選手では、キャプテンを務める松木玖生(FC東京)の93位タイ(70万ユーロ=約9800万円)が最高位で、佐野航大(岡山)が149位タイ(35万ユーロ=約4900万円)で続く。

 今回の日本代表には、欧州のトップリーグでプレーしている選手がいないため、全体的に金額が低めに設定されているが、今大会の活躍いかんではその額も一気に跳ね上がるはず。まずは初戦のセネガル戦(5月21日)で勝利して、上位進出を狙いたいところだ。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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