33年ぶりのセリエA優勝を果たしたナポリは、今シーズンに獲得した韓国代表DFキム・ミンジェが大ヒットしたため、「規律があり、スポンサーも連れてくる」アジアの選手に目を向けている。

　そのひとりが、レアル・ソシエダで躍動する久保建英だ。イタリアの大手紙『Gazzetta dello Sport』によれば、退団の可能性があるメキシコ代表FWイルビング・ロサーノの後釜として強い関心をもっているという。

　そんななか、同じく大手の『Corriere dello Sport』紙のスペイン特派員、アンドレア・デ・パウリ記者が『Radio Crc』の番組「Si Gonfia la Rete」で、リーガにおけるナポリのターゲットを紹介。久保については、同じく王者が狙うマジョルカの韓国代表MFイ・ガンインと比較しながら言及している。
 

　まず昨シーズンにマジョルカで久保と共闘した韓国の至宝については、「非常に貴重な選手だ。彼は状況がとても複雑なバレンシア出身だが、マジョルカで目覚ましい成長を見せて目立っている」とし、こう続けている。

「個性があるので、セリエAにも簡単に適応できると思う。彼はすでにヨーロッパでプレーしており、まったくの見知らぬわけではなく、すでにメカニズムを知っており、ナポリでもすぐに適応できるだろう」

　そして、「イ・ガンインはよりMFタイプで、クボはメッシのようなプレーをする」と続け、日の至宝をこう評している。

「バルセロナでキャリアをスタートしたが、事情があって日本に帰国。その後にレアル・マドリーに入り、さまざまな経験を積んでレアル・ソシエダで素晴らしいシーズンを送っている。 彼はダビド・シルバと一緒にプレーすることで成長を遂げ、今ではヨーロッパでプレーする準備ができている」

　他には、ともに久保のビジャレアル時代の同僚であるサミュエル・チュクウェゼとジェレミ・ピノが候補として紹介されている。ナポリがスペインからアタッカーを引き抜くことは、果たしてあるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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