年間最優秀選手は同胞の先輩・古橋亨梧が受賞した。だが、今季の旗手怜央がセルティックの連覇に大きく貢献したことは間違いない。最終候補にノミネートされたことはそれを裏付けている。

　ただ、世界的に旗手は巨額の市場価値がついたビッグネームというわけではない。そして、だからこそ補強に適した人材との見方もあるようだ。

　リバプール専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、旗手に注目し、ジェームズ・ミルナーの代わりにユルゲン・クロップ監督率いるチームに加えるべき選手だと報じた。

　同メディアは「ポテンシャルがあり、あまり注目されていない宝石を見つけなければならない。そういう選手になり得るのがレオ・ハタテだ」と伝えている

「フィルジル・ファン・ダイクがかつてセルティックで注目されたように、ハタテはセルティック最高の選手のひとりであり、今季の優勝に貢献した。エクセレントな技術と粘り強いスタイルで、本当に魅力的な選手だ」

「クロップのプレッシングスタイルによく合っており、ハタテはうまく試合を読んで中盤で安定をもたらす。だが、前方にも攻め込み、相手のファイナルサードで危険な状況をつくり出すなど、典型的なボックス・トゥ・ボックスのMFだ」

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　さらに、LIVERPOOL.COMは「エキサイティングなMFで、何よりも戦術的成熟度が高く、必要に応じて役割に適応できる能力を持つ。数シーズン前の川崎フロンターレではSBも務めるなど、サイドでもプレーでき、引いて守備的MFの役割をこなすこともできる」と続けた。

「リバプールはこの夏、ミルナーを失うだろう。クロップにとっては同様に極めてユーティリティ性のある選択肢だった選手だ。ハタテは適切な価格でベテランの賢明な代役となれるかもしれない」

「セルティック時代のファン・ダイクのように、ハタテは際立っている選手だ。プレミアリーグにステップアップする準備ができている。適応するための時間は必要だろうが、強く必要とされる層の充実のために、リバプールがこの夏考えるべき選手であるのは間違いない」

　スコットランドに渡ってからの１年半でさらなる飛躍を遂げ、プレミアリーグへの移籍を巡る噂が後を絶たない旗手。来季、復権を目指す名門に加わる可能性はあるのか。今後の進展に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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