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GKがダッシュ→スローインでプレー再開!名古屋ランゲラックが鹿島戦で示した諦めない気持ち「一番近くにいる自分が投げた。それだけ」

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年05月15日

「別にキーパーがスローインしてはいけないわけではない」

クラブの外国籍で最多出場選手となったランゲラック。(C)SOCCER DIGEST

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[J1第13節]鹿島2-0名古屋/5月14日/国立競技場

 名古屋グランパスは5月14日、J1第13節で鹿島アントラーズと対戦。0-2で敗れた。

 リーグ戦では3月4日の第3節・サガン鳥栖戦(0-1)以来となる黒星を喫した一戦で、GKランゲラックはフル出場。J1の通算出場試合数が185に到達して、ドラガン・ストイコビッチ氏を超えてクラブ外国籍選手で歴代最多となった。

 クラブ史に名を刻んだ34歳は、5万6020人が詰めかけた国立競技場の雰囲気を、自身がプレーしたドイツでの経験を引き合いに出して、こう称賛した。

「今日のスタジアムの雰囲気は非常に素晴らしかったと思うし、ドイツでもあったが、カップ戦の決勝戦のような雰囲気だった。名古屋だけでなく、鹿島のサポーターも含めて感謝している。プレーできて幸せだったし、名古屋のサポーターは、わざわざアウェーの地まで来て、声援を送ってくれて、僕らに力を与えてくれた」

 自身のメモリアルマッチを大観衆の前で迎えたオーストラリア人は、しかし悔しい2失点。勝利は掴めなかった。
 
 ただ、最後まで勝負を諦めない気持ちを前面に出して、チームを鼓舞した。ビハインドだった終盤、自身にボールが渡ると、すぐにフィールドプレーヤーに供給するシーンが目立った。特に、78分には、自陣の右サイドでアウトになったボールに向かってダッシュすると、自らスローインして、プレーを再開させた。

 あまり見られないGKによるスローインについて、ランゲラックは当然と言わんばかりに、こう振り返った。

「試合の状況を考えて。別にキーパーがスローインしてはいけないわけではない。すぐに試合を始めたいというか、プレーを再開したかった。一番近くにいる自分が投げた、それだけ」

 次戦に向けては、「全力を尽くした結果、上手くいかなかったことがあった。それを教訓として、次の試合でしっかりと改善したい」と表情を引き締めた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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