終盤の直接FKでは「俺が蹴る」と意思表示
AZは5月6日、5万人を超すアヤックス・サポーターで埋まったヨハン・クライフ・アレーナに乗り込んだ。立ち上がりは両チームが積極果敢にゴールを奪いに行く展開に。前半17分にはAZの右SB菅原由勢のビッグプレーが飛び出した。
右サイドに張った菅原はハーフウェーラインを少し越えた位置から、正確無比のアーリークロスを敵DFラインの背後に蹴り込んで、MFラインダースをゴール前でフリーにさせたのだ。ラインダースのシュートはGKルリの足に阻まれ菅原にアシストはつかなかったものの、そのアーリークロスは『サイドライン際からのロングスルーパス』と記したほうが適切に思えるほど、上質かつ美しいものだった。
試合はアヤックスが猛攻を仕掛け、時おりAZもカウンターを繰り出したが、両チームとも得点を決められず0-0の引き分けに終わった。
スタジアムをどよめかせたクロスを振り返り、菅原は「決めてくれたら良かったですけれどね。ああいうビッグチャンスがあり、大きなピンチもあった。どちらに転ぶか分からない試合でした」と語った。
右サイドに張った菅原はハーフウェーラインを少し越えた位置から、正確無比のアーリークロスを敵DFラインの背後に蹴り込んで、MFラインダースをゴール前でフリーにさせたのだ。ラインダースのシュートはGKルリの足に阻まれ菅原にアシストはつかなかったものの、そのアーリークロスは『サイドライン際からのロングスルーパス』と記したほうが適切に思えるほど、上質かつ美しいものだった。
試合はアヤックスが猛攻を仕掛け、時おりAZもカウンターを繰り出したが、両チームとも得点を決められず0-0の引き分けに終わった。
スタジアムをどよめかせたクロスを振り返り、菅原は「決めてくれたら良かったですけれどね。ああいうビッグチャンスがあり、大きなピンチもあった。どちらに転ぶか分からない試合でした」と語った。
獰猛に点を奪いに来るアヤックスの圧力を受けても、菅原のビルドアップ、チャンスメイクの引き出しの多さは光っていた。相手が縦の突破を消しに来るなか、斜め前にドリブルでボールを運んで、中盤に生まれたスペースに潜り込んで一服つくことができるのは菅原の良さだ。また、3月の日本代表戦で浅野拓磨や伊東純也に供給したような、右オープンへの縦パスは彼の十八番。アヤックス戦でも、そういうシーンを作っていた。
「スペースにボールを配給できたし、ビルドアップでもうまく外せた部分があった。そこは僕自身も確実にそうだし、チームとしても、どこでボールを受けるのかという繋がりが、積み重ねのおかげで良くなりました」
大詰めの後半41分、AZが好位置でフリーキックを得ると、菅原は両手でボールを抱えて「俺が蹴る」と意思表示。チームメイトがキッカーを名乗り出ることもなく、菅原が直接ゴールを狙ったが壁に拒まれた。チーム内で菅原のキック能力は普段から高く評価されており、コーナーキックの際には菅原が蹴るバージョンと、菅原をサイドやペナルティーエリアの角でフリーにさせてクロスを蹴り込ませるバージョンを頻繁に使った時期もあった。
「スペースにボールを配給できたし、ビルドアップでもうまく外せた部分があった。そこは僕自身も確実にそうだし、チームとしても、どこでボールを受けるのかという繋がりが、積み重ねのおかげで良くなりました」
大詰めの後半41分、AZが好位置でフリーキックを得ると、菅原は両手でボールを抱えて「俺が蹴る」と意思表示。チームメイトがキッカーを名乗り出ることもなく、菅原が直接ゴールを狙ったが壁に拒まれた。チーム内で菅原のキック能力は普段から高く評価されており、コーナーキックの際には菅原が蹴るバージョンと、菅原をサイドやペナルティーエリアの角でフリーにさせてクロスを蹴り込ませるバージョンを頻繁に使った時期もあった。