【クラブW杯】広島のエース佐藤寿人が語るリーベル、サビオラ、そしてバルサへの想い

カテゴリ:ワールド

白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

2015年12月14日

今回は何が何でも勝ち抜きたいという気持ちで臨んでいる。

マゼンベ戦の試合後、佐藤が準決勝と決勝への想い、そして今大会にかける意気込みを語った。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 12月13日のクラブワールドカップ準々決勝でマゼンベに3-0で快勝し、準決勝に駒を進めたサンフレッチェ広島。試合後、エースの佐藤寿人は、アル・アハリに1-2で敗れた2012年大会のリベンジを果たせたと語った。

 【クラブW杯|採点&寸評(広島のみ】広島 3-0 マゼンベ

「前回はこの準々決勝で同じくアフリカ王者に敗れてしまって、悔しい想いをしました。ただ正直、あの時はこの大会を勝ちにいくイメージがあまり持てていなくて、初のJリーグ年間王者のご褒美みたいな感覚が強かったんです」
 
 それでも、当時の経験は大きな糧となる。個人としてもチームとしても、勝利への渇望が増したのだという。
 
「アル・アハリに敗れて、勝つことの大切さを改めて実感しました。だから今回は何が何でも勝ち抜きたい、(決勝で)バルサとやりたいって気持ちを、最初から持っています」

【PHOTOギャラリー】広島 3-0 マゼンベ

 2007年は浦和レッズがミラン、2008年はガンバ大阪がマンチェスター・U、2011年は柏レイソルがサントスに敗れる、Jクラブにとっていわば鬼門となっている準決勝(12月17日)で激突するのが、南米王者リーベルだ。
 
 とりわけ対戦を心待ちにするのが、エースのハビエル・サビオラ。2001年のワールドユースにともに出場し、サビオラが得点王と大会MVPをダブル受賞する大活躍を見せて開催国アルゼンチンに優勝をもたらす一方、佐藤は3試合でノーゴールに終わり、日本も全敗でグループリーグ敗退の憂き目を見ていた。
 
「リーベルは伝統ある素晴らしいチームです。なにより自分たちの代のスーパースター、サビオラがいますからね。ワールドユースでずば抜けていたのを今でも覚えています。すごく楽しみですね」
 

スタメン出場した準々決勝を「マゼンベはウチをほとんど研究していなかったはず」と分析し、18分の右足でのシュートミスについては「蹴る直前にバウンドが変わってミートしなかった」と振り返った。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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