【セルジオ越後の天国と地獄】広島対オークランド・シティ戦もそうだけど、日本はなぜ「1試合の観客動員数と売上げ」を一緒に公表しないのか疑問だよ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2015年12月11日

日本の悪いところは“観客動員数”。実際の売り上げが分からない仕組みになっている。

広島対オークランド・シティ戦の観客動員数は19,421人だったけど、“真の観客”はもっと少ないかもしれないよ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 クラブワールドカップが12月10日に開幕し、広島がオークランド・シティに2-0で勝利した。でも、相手はセミプロであって、勝って当たり前の試合だったね。それに大会全体からすると、“クラブワールドカップ”と冠が付いているわりには、相手のレベルがどうなのかなと少し疑問に映ったね。
 
 この大会を大きな興行にしたい意図は分かるけど、実際はそれが難しいのだろう。過去の同大会では、カズ(三浦知良)をシドニーFCに、岩本輝雄をオークランド・シティに期限付き移籍させて観客を集めようとしたけど、大会として上手く行っていないのは歴然としている。
 
 本当に魅力的な大会なら誰も開催権を手放したくないし、ずっと日本でやっていても良かったはずだけど、近年は中東やモロッコで開催している。それに世界的な企業のトヨタが、大会スポンサーから撤退したという事実に加え、開幕前日に“アリババEオート”が冠スポンサーになったドタバタぶりも、大会運営の苦しい状況を物語っているよ。
 
 広島対オークランド・シティ戦の観客動員数は19,421人だった。3年前に同じ会場、対戦カードとも同じとなった開幕戦より約5000人少なかったようだね。ただ、チャンピオンシップ決勝の第2戦が12月5日に終わり、この試合まで中4日。試合日は平日だったし、この短期間でチケットを売るのは難しいよ。
 
 発表された観客動員数も、実際の内訳を見ると“真の観客”はもっと少ないかもしれない。つまり、招待客もいるだろうし、チケットを配っている場合だってあるからね。
 
 日本の悪いところは、この“観客動員数”だね。実際の売り上げが分からない仕組みになっている。どれだけ観客が入ったとしても、実売上で見ないと意味がないんじゃないかな。裏を返せば、表面的なデータであって、ガラス張りになっていないように思うよ。

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