突き詰めるべきプレーが…
[キリンチャレンジカップ]日本 1−1 ウルグアイ/3月24日/国立競技場
ウルグアイ戦に臨むにあたり、森保監督は「サイド」に着目していた。
「サイドバックがどう攻撃に絡むか、ウイングをどう生かすか。サイドには(チームの)強みになる選手がいるので、それをトライしていこうと、名波コーチを中心にここまでの活動期間でやってきました」
西村の同点弾は右サイドを起点に生まれたゴールで、その意味でトライが結果に繋がったとも言える。
「世界でも強豪のウルグアイを相手に上手くいかないまでもよくチャレンジしてくれました。試合中に少しずつ工夫を加えながら、自分たちでテンポを上げていく、少しでもいい流れになるようにやっていくということを、追う展開の中で粘り強くやってくれました。いわゆるチャレンジは、2026年のワールドカップに向け、またウルグアイ戦で勝利を目指すうえで大きなキーワードでした。選手たちは本当に集中力を切らさず、バタバタせず、良いチャレンジをしてくれました。まだまだクオリティを上げないといけませんが、スタートとしては良いチャレンジをしてくれたと思います」
ウルグアイ戦に臨むにあたり、森保監督は「サイド」に着目していた。
「サイドバックがどう攻撃に絡むか、ウイングをどう生かすか。サイドには(チームの)強みになる選手がいるので、それをトライしていこうと、名波コーチを中心にここまでの活動期間でやってきました」
西村の同点弾は右サイドを起点に生まれたゴールで、その意味でトライが結果に繋がったとも言える。
「世界でも強豪のウルグアイを相手に上手くいかないまでもよくチャレンジしてくれました。試合中に少しずつ工夫を加えながら、自分たちでテンポを上げていく、少しでもいい流れになるようにやっていくということを、追う展開の中で粘り強くやってくれました。いわゆるチャレンジは、2026年のワールドカップに向け、またウルグアイ戦で勝利を目指すうえで大きなキーワードでした。選手たちは本当に集中力を切らさず、バタバタせず、良いチャレンジをしてくれました。まだまだクオリティを上げないといけませんが、スタートとしては良いチャレンジをしてくれたと思います」
もっとも、90分通しての試合内容には不満が残る。とりわけ前半はかなりの停滞ムードで、主導権を握っていたのは明らかにウルグアイだった。相手の前線からのプレスに苦しんだ日本はミスが目立ち、思うように攻撃を仕掛けられなかった点は反省材料だろう。試合後の会見で「世界のトップ・オブ・トップの基準と比べての課題」を訊かれた森保監督も、ウルグアイ戦で浮き彫りになった課題をこうまとめている。
「ボールを奪った直後のプレーで前線を動かせなかったり、上手く繋げなかったりすると、攻撃の形を作れず、逆に相手のカウンターを受けてしまうケースがありました。奪った後どう展開すれば相手が嫌がるか、決定機を作れるか、そこは突き詰めないと。ビルドアップについては相手を揺さぶる時間帯が少なかったので、どうやって崩していくか、相手をコントロールできるボールの動かし方をしないと。守備面では個々の戦いで負けていなかったものの、セカンドボールの回収率を上げないといけません」
残念ながら、森保監督が前日会見で述べていたこと──「(速攻は)サッカーのセオリーで絶対に持たないといけない部分。ボールを握るところが先行しすぎて、素早く攻めることを忘れてはいけない。試合をコントロールするのは理想としてレベルアップしていきたいですが、同時に相手が嫌な攻撃もやっていきたい」──は、そこまで実践できなかった。ウルグアイ戦の反省を次のコロンビア戦に生かせるか。そこは3月28日の試合で大きな見どころになるはずだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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