［キリンチャレンジカップ］日本 １－１ ウルグアイ／３月24日／国立競技場
ウルグアイ代表と国立競技場で戦った日本代表は１−１で引き分けた。バルベルデのゴールで先制される苦しい展開になり、後半に入ってもなかなか試合の流れを掴めなかったが、そんな森保ジャパンに歓喜をもたらしたのが横浜FM在籍の西村拓真だった。
75分、菅原由勢のパスに反応した伊東純也が右サイドからクロス。これに西村がダイレクトで合わせたのだ。74分に投入された直後のファーストタッチ。まさに電光石火の得点だった。
限られた出場時間で結果を残すあたりは“持っている”と言えるだろう。ゴール後は目を引くプレーが少なかったとはいえ、この日日本で唯一の得点を奪ったのだから少なくともインパクトを残したと評価できる。
合わせるのが簡単なクロスではなかった
実は、西村は投入前、森保一監督からこんなアドバイスをもらっている。「サイドからボールが入ってくると思うので、そこを狙ってほしい」と。実際、試合後の会見では森保監督もこう語っていた。
「試合の状況的に両サイドからボールが入ってくると。特に右サイドは（堂安）律から（伊東）純也に代わって、相手の対応も難しくなっていました。これなら純也のサイド突破からクロスが上がってくるだろうということで、（西村）本人にはサイドからのボールを狙ってほしいと伝えました」
大雨でピッチがスリッピーになっていた影響もあり、決して合わせるのが簡単なクロスではなかった。それでもしっかりとゴールを決めるあたりは、さすがである。森保監督もそんな西村のプレーを賞賛していた。
「戦況を読んで、匂いを嗅ぎ分けて、しっかりと狙いを持ったプレーでゴールを奪った。スリッピーな中でも素晴らしい集中力を持ってやってくれました」
構成●サッカーダイジェストTV編集部
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