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【2015総括】清水編|チーム史上初のJ2降格… 勝負どころで決め切れず守り切れず、悪い流れを断てないまま

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2015年11月27日

助っ人が結果を残せず、ミスやセットプレーで失点も減らせず。

決して勝負強さがあったわけではないが、チーム最多の11得点をゲット。移籍の噂も取り沙汰されており、今後の動向が注目されるひとりだ。(C) SOCCER DIGEST

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 J1第2ステージは広島が優勝。年間勝点でも広島が浦和を抑えて頂点に立ちレギュラーシーズンは幕を閉じた。今季の34試合をJ1全18チームはいかに戦ったのか? 各クラブの担当記者が、11月22日で今季最終戦を迎えた2015シーズンを振り返り総括する。
 
――◆――◆――
 
清水エスパルス
年間成績:17位 勝点:25 5勝10分19敗 37得点・65失点
第1ステージ成績:18位 勝点:13 3勝4分10敗 22得点・32失点
第2ステージ成績:17位 勝点:12 2勝6分9敗 15得点・33失点
 
【2015シーズンの出来を点数で表わすと?】
30
 
 昨夏から指揮を執る大榎克己監督の下、開幕戦は3-1で鹿島に快勝し、好スタートを切ったかに見えた。しかし、3節で昇格組の松本に0-1で敗れたあたりからリズムを崩し始める。システムを4バックから3バックに変更した8節・山形戦以降は、試合内容も結果も改善されたが、結果は出ないまま第1ステージはチーム史上初の最下位で折り返した。
 
 第2ステージも開幕でつまずき、5節終了時点で大榎監督が辞任。その後を引き継いだ田坂和昭監督がシステムを4-4-2に変更し、選手たちのアグレッシブな姿勢を引き出したものの、あと一歩で勝ちきれない試合が続く。結局は14節終了時でJ2降格が決まり、その後も1勝しかできなかった。
 
 非常に良い戦いをしながら最後に追いつかれた最終節・甲府戦に象徴されるように、勝負どころで点を取り切れない、ゴールを守り切れないというパターンが年間を通して続いた。チームの流れが良くなりかけても、結果を出せずにリズムを崩す……、というのがシーズンを通しての大きな流れだった。
 
今季は長身選手を増やしたものの、相変わらずセットプレーからの失点は減らせず、個人のミスも目立って、改善を誓った守備では失点数が昨季以上に増えてしまった。期待の新外国人コンビ、P・ウタカとM・デュークも最後までフィットできないままだった。
 
【今季のチームMVPは?】
大前元紀(FW
 
チーム最多の32試合に出場し、チーム最多の11得点。攻守にハードワークしたものの、エースとして大事なところで決めるという面では物足りず、本来の力を発揮したとは言えないが、他にコンスタントに活躍をした選手がいなかったため、消去法的に選出した。
 
文:前島芳雄(フリーライター)
 
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