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地道に、コツコツと。STVV林大地のスタンスは変わらず。同世代の活躍を発奮材料に「もっと成長したい」

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年03月03日

カタールW杯には「正直、行きたかった」

STVVで2年目のシーズンを戦う林。逞しさを増したストライカーのさらなる成長が楽しみだ。(C)STVV

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 ベルギーリーグ1部のシント=トロイデン(STVV)に所属する林大地と言えば、2021年夏の東京五輪で予備登録から1トップのレギュラーに駆け上がった男という印象が強い。

 当時は上田綺世(サークル・ブルージュ)が怪我で出遅れ、前田大然(セルティック)が主に左サイド要員として位置づけられたという事情もあったが、林が最前線でスペインやメキシコを相手でもボールを収めることができて、点の取れる選手だと森保一監督が考えなければ、そういう抜擢もあり得なかった。

「しっかり準備してたってことが、東京五輪の試合出場につながったのかなと思ってます。自分の中では『これをやったから試合に出れた』という確信はないし、決めるのはやっぱり第3者。あの時は森保さんやスタッフが評価してくれたから、ピッチに立てたんだと思います」と、本人は神妙な面持ちで言う。
 
 もともと代表への野心はそれほどなかったというが、大舞台に立ったことで欲が出たのは確かだろう。同じ東京五輪世代の仲間が続々とA代表にステップアップしていくのを見て、自身も2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)に出たいという思いが日に日に強まっていくのも、当然のなりゆきだった。

 だが、その願いは叶わなかった。

「正直、カタールには行きたかったですね。でも(22年の代表活動に)2回しか呼ばれてなかったし、コンディション不良で身体が全然動かなくなったりが重なったんで、難しかった。(11月1日の)メンバー発表前後にチームで2試合連続ゴールしたんで、少しは可能性があるかなと思いましたけど……。あとから(履正社高の2学年後輩の)町野(修斗=湘南)が追加招集で呼ばれたでしょう。『町野を連れてくなら、俺を連れてってくれよ』と思いましたね、高校の後輩なんで(笑)」と、林は冗談交じりに落選時の本音を吐露する。

 そのカタールでは、東京五輪で左サイドを主戦場にしていた前田が1トップでレギュラーを掴み、クロアチア戦で先制弾をゲット。上田もコスタリカ戦に先発した。同世代FWが世界の大舞台に立つ姿を、林はテレビを通して見ることになった。

【動画】ベルギーで躍動! STVV林大地の今季7点目や公式戦3戦連発弾、値千金の決勝点も!
 
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