畳み掛けられると、しのぎきれずに瓦解。
J1第2ステージは広島が優勝。年間勝点でも広島が浦和を抑えて頂点に立ちレギュラーシーズンは幕を閉じた。今季の34試合をJ1全18チームはいかに戦ったのか? 『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、11月22日で今季最終戦を迎えた2015シーズンを振り返り総括する。
――◆――◆――
モンテディオ山形
年間成績:18位 勝点:24 4勝12分18敗 24得点・53失点
第1ステージ成績:16位 勝点:14 3勝5分9敗 14得点・24失点
第2ステージ成績:18位 勝点:10 1勝7分9敗 10得点・29失点
【2015シーズンの出来を点数で表わすと?】
55点
最大の目標であるJ1残留を果たせなかったのは痛恨と言わざるを得ない。
自分たちの時間帯で迎える少ないチャンスで決めきれる選手が必要だったことを考えれば、萬代と林、また夏に補強した高崎の3人でリーグ戦2得点、そして10得点のディエゴに続くスコアラーが、3得点のロメロ・フランクだったことなど、得点源が少なかったことが響いた。
勝点の取りこぼしの原因は、得点後や失点後などスコアが動いた直後の守備に見出せる。畳み掛けられると、しのぎきれずに瓦解することがしばしば。チームとして課題は共有できていたが、解決しきれなかった。
ただ、山形が志向したプレッシングサッカーは浸透していた。もちろん、J1レベルのビルドアップや、割り切ったロングボールを連続して入れられると苦しくなる場面はあったが、アグレッシブな守備で上位チームを圧倒できる時間帯も少なくなかった。
今後チームが進むべき方向性という意味で、プレッシングサッカー自体への手応えはあったはずだ。この点については来年度のJ1復帰を見据え、J1でも通用するような武器として磨きをかけて欲しい。
【今季のチームMVPは?】
ディエゴ(FW)
ゴール以上に決定機で外した印象も強いが、攻撃陣の不振が続いたなかでリーグ戦34試合にフル出場し、チーム最多の10得点と結果を残した点は評価すべき。J1のDFに対しても決して当たり負けないパワーと、必要とあらば猛然と前線からチェイシングを仕掛ける果敢な守備でチームを牽引した。
取材・文:嶋 守生
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モンテディオ山形
年間成績:18位 勝点:24 4勝12分18敗 24得点・53失点
第1ステージ成績:16位 勝点:14 3勝5分9敗 14得点・24失点
第2ステージ成績:18位 勝点:10 1勝7分9敗 10得点・29失点
【2015シーズンの出来を点数で表わすと?】
55点
最大の目標であるJ1残留を果たせなかったのは痛恨と言わざるを得ない。
自分たちの時間帯で迎える少ないチャンスで決めきれる選手が必要だったことを考えれば、萬代と林、また夏に補強した高崎の3人でリーグ戦2得点、そして10得点のディエゴに続くスコアラーが、3得点のロメロ・フランクだったことなど、得点源が少なかったことが響いた。
勝点の取りこぼしの原因は、得点後や失点後などスコアが動いた直後の守備に見出せる。畳み掛けられると、しのぎきれずに瓦解することがしばしば。チームとして課題は共有できていたが、解決しきれなかった。
ただ、山形が志向したプレッシングサッカーは浸透していた。もちろん、J1レベルのビルドアップや、割り切ったロングボールを連続して入れられると苦しくなる場面はあったが、アグレッシブな守備で上位チームを圧倒できる時間帯も少なくなかった。
今後チームが進むべき方向性という意味で、プレッシングサッカー自体への手応えはあったはずだ。この点については来年度のJ1復帰を見据え、J1でも通用するような武器として磨きをかけて欲しい。
【今季のチームMVPは?】
ディエゴ(FW)
ゴール以上に決定機で外した印象も強いが、攻撃陣の不振が続いたなかでリーグ戦34試合にフル出場し、チーム最多の10得点と結果を残した点は評価すべき。J1のDFに対しても決して当たり負けないパワーと、必要とあらば猛然と前線からチェイシングを仕掛ける果敢な守備でチームを牽引した。
取材・文:嶋 守生