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原口元気が代表落選で感じた“進化”の必要性。2026年北中米W杯を本気で狙いに行く「とにかく歳は関係ない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月07日

W杯メンバー落選で「嫁にも心配されていた時期があったくらい」

カタールW杯の日本代表メンバー落選で、大きな挫折を経験した原口。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 1月末のシュツットガルトへの電撃移籍で人々を大いに驚かせた原口元気。彼はその前に重大な出来事に直面している。

 それはご存じの通り、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表落選。昨年11月1日のメンバー発表会見で、森保一監督の口から原口の名前が出てこなかったことに、我々報道陣のみならず、多くのサッカーファンが衝撃を受けたに違いない。

「いやー、難しかったですね。最初はもちろん、1か月半くらいはね。嫁にも心配されていた時期があったくらい」と本人も気持ちの整理がなかなかつかなかったと打ち明ける。

 それもそのはず。2018年のロシアW杯をレギュラーとして戦い、ベスト16でベルギーにあと一歩で敗れるという“ロストフの悲劇”の歴史的証人になった原口は、直後の森保ジャパン発足時からコンスタントにチームに名を連ねてきた。

 2018年秋は堂安律(フライブルク)、南野拓実(モナコ)、中島翔哉(アンタルヤスポル)の“三銃士”に遅れを取る格好となったが、UAEで行なわれた2019年のアジアカップは主力の1人としてプレー。同年11月のW杯アジア2次予選・キルギス戦(2-0)では、直接FKでゴールを奪うなど、存在感を強烈にアピール。2020年以降も要所要所で使われてきた。
 
 最終予選ではクローザー的な役割が多かったものの、「いざという時の安心感」は大きく、チームへの献身的な姿勢も抜きん出ていた。

 W杯直前の昨年9月シリーズで、森保監督が4-3-3から4-2-3-1へと布陣変更したことで、インサイドハーフにこだわってきた原口の役割が難しくなったのも事実。だが、まさか選外という扱いを受けるとは本人も想像だにしなかったはず。1か月半もの精神的ダメージを受けたと言うのも、4年間の長い長い代表活動の積み重ねゆえだろう。

「日本がドイツやスペインに勝った時? 嬉しさというのはなかったけど、刺激はもらいましたね。『何で俺、ここで見てるんだろうな』という気持ちも正直、あったかな。その時から次への行動はしてましたよ。筋トレしたり、体重を増やしてみようと思ってオフ中にもジムへ行ったりとか。

 いろいろ吹っ切れてきたのは新年くらいかな。ウニオン(・ベルリン)のキャンプに行ったくらいで少し移籍の話を出て来始めて、『もしかしたら移籍するかも』って思ったら、少し気が軽くなって、自分の中で何かが変わりました。パフォーマンスも良くなったし、ウニオンでも後半戦の頭(1月21日のホッフェンハイム戦)でポジションを取れた。それも良いアピールになってシュツットガルトに来れたと思う」と原口は苦しかった時期を必死に乗り越え、ここまで辿り着いたことを明かしていた。
 
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