ウォルバーハンプトンへの完全移籍が決まったスペイン代表FWのパブロ・サラビアが、古巣パリ・サンジェルマンに対して惜別のメッセージを投稿した。
1月17日に移籍金500万ユーロ(約7億円)、契約期間は25年6月までの2年半契約でウォルバーハンプトン加入が発表されたサラビアは翌18日、以下のメッセージを自身のインスタグラムに投稿した。
「素晴らしいクラブでのステージは終わった。偉大な選手たちとプレーする機会を得て、タイトルも獲得できた。クラブで働くすべての人たち、チームメイト、サポーターが長年に渡り、わたしに示してくれた敬意とサポートに感謝したい。本当にありがとう。メルシーPSG」
これを受けてチームメイトのキリアン・エムバペは拍手の絵文字を、マルコ・ヴェッラッティはハートマークを、プレスネル・キンペンベは「Bandido(山賊)」とサラビアの愛称とハートマークを送り、別れを惜しんだ。
恩師ロペテギの下でチームの救世主となれるか
今シーズンのサラビアは、レンタル先のスポルティングから復帰。エムバペ、リオネル・メッシ、ネイマールの貴重なバックアッパーとして期待されていたものの、公式戦19試合(先発は6試合)に出場してノーゴールと苦戦が続いていた。
そのためサラビアは、十分な出場機会と非凡なシュートセンスと周囲を活かす能力を発揮できる環境を求めて1月の移籍をクラブに訴え、容認されていた。
その点でウォルバーハンプトンは、最善の移籍先と言えるだろう。サラビアにとって新天地の指揮官ジュレン・ロペテギは、スペインU-19とU-21代表時代の恩師で、ともに欧州制覇を成し遂げている。サラビアの特徴をよく知る人物だ。
最下位のサウサンプトンとは勝点2差の16位とプレミアリーグの残留争いに巻き込まれているウルブスを救う救世主となれるか。注目が集まる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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