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「強いチームが勝つとは限らない」なぜコスタリカは下馬評を覆せたのか。守護神ナバスが明かす森保J対策。「日本のアタッカーは優秀だったけど…」[現地発]【W杯】

カテゴリ:国際大会

リカルド・セティオン

2022年11月29日

「あの0-7を後悔しまくっていた」

日本の前に立ちはだかったナバス。(C)Getty Images

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 11月27日に開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(E組)第2戦で、コスタリカ代表は日本代表と対戦。81分にケイセル・フレールが決勝点を挙げ、1―0で勝利を収めた。

 スペインとの第1戦では0-7の大敗を喫していたなかで、ドイツを破った日本に勝利。好守を連発したGKケーラー・ナバスは試合後、「タイムアップの笛の瞬間から、まるで全く違ったワールドカップになったみたいだ。我々は悲しみの中にいて、不安で、あの0-7を後悔しまくっていた」と切り出し、こう続けている。

「今ももちろん安心できる状況にはないが、日本戦での勝利で決勝トーナメントへの希望がつながった。試合前、我々は時間をかけてロッカールームで話し合った。そうだ、サプライズは起こりうる。日本に勝てる可能性だってある」

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 森保ジャパン対策としては「日本の選手はスピードがあるから、我々の作戦はとにかく守備を堅くし、カウンターでゴールを狙うことだった」と明かし、「0-0のまま時間が経つにつれ、どちらのチームにも焦燥感と失望が下りてきた。我々は絶対に負けることも、引き分けることもできない。日本は確実に次に駒を進めるために勝たなくてはいけない。そして均衡を破ったのは我々だった」と語った。

「でもこれがワールドカップだ。常に強いチームが勝つとは限らない。この試合にコスタリカが勝ったのは今大会の大きなサプライズだったと思う。日本という強いチームに勝つことができた」

 35歳の絶対的守護神は「日本のアタッカーはとても優秀で、ゴールが奪われそうな非常に危険なシーンも2、3度あった。自分のセーブはとても満足にいくものだった。今日この試合で見せたのが本当のコスタリカだ。そう信じたい」と締めくくった。

 コスタリカは運命のグループステージ最終戦で、ドイツと対戦する。

取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

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