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【日本代表26の肖像|上田綺世】2019年コパ・アメリカの代表デビューから3年半。満を持してカタールW杯のエースに躍り出る

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年11月21日

DFを背負ったポストプレーなど成長を示す

17日のカナダ戦に途中出場した上田。欧州で磨いたポストプレーなど力強さを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 ついに開幕したカタール・ワールドカップ。森保一監督が率いる日本代表は、いかなる戦いを見せるか。ベスト8以上を目ざすサムライブルー、26の肖像。今回はFW上田綺世(サークル・ブルージュ)だ。

――◆――◆――

「鹿島でやっている頃よりは強度が高いなかで普段やってるんで、今回の(カナダ戦の)プレーは高い強度のなかで、できた実感はもちろんありました。だけど、1トップで勝たせるにはもっとシュートを打たないといけない。もう一回り成長が必要だなっていうのは感じた。でも、手応え自体は悪くないです」

 17日のカナダ戦で後半から出場した上田は、前線で身体を張って起点を作りながら南野拓実の決定機をお膳立てするなど、力強さが増した印象を残した。

 鹿島時代は多彩な得点パターンで敵を凌駕する“ザ・ストライカー”というイメージが強かったが、4か月間のベルギー生活で攻守の強度は高まり、屈強なDFを背負ったポストプレーなど、これまでとは違った能力を示すようになった。確かな成長を短期間で示したことで、ワールドカップ(W杯)本番での活躍の場が広がりそうだ。
 
「FWは一発で人生が変わる? そうですね。その一発を出せたらいいかなと思います」と本人も野心満々。潜在能力の高さと日本人離れしたスケール感を大舞台で押し出し、満を持してエースに躍り出る構えだ。

 森保一監督も上田のポテンシャルを早い段階から評価。法政大在学中から東京五輪代表の主力FWとして育ててきた。2019年のコパ・アメリカに帯同させたのも、その一環。初戦のチリ戦から上田は次々とゴール前に抜け出し、決定機を迎えたが、最後のところで決めきれない。

 結局、自身は無得点に終わり、チームも1次リーグ敗退。世界基準を目の当たりにした彼は、直後のユニバーシアードを経て、法政大サッカー部を退部して鹿島入りを決断。「近い将来には海外へ行きたい」と野心を口にした。

 鹿島では最初の2019年後半こそ、プロの壁にぶつかる形になったが、2020年からは3シーズン連続二桁ゴールをゲット。名実ともにエースに上り詰める。特に今季は半年間で10ゴールとハイペースに得点を積み重ね、J1得点王も射程圏内に入っていた。

 だが、本人は悲願だった海外移籍を決断。7月にはベルギーへ赴いた。
 
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