「その一瞬”を逃さないようにシュートと嗅覚は常にスイッチオンにしているつもり」
11月12日に行われたSTVV対サークル・ブルージュは両チームともチャンスが少なく、無得点のまま後半半ばに入っていた。69分、セルクル・ブルージュのCFケビン・デンキ―が最終ラインからの縦パスをもらいに下りてきた。その瞬間、上田綺世が敵陣背後のスペースへ猛ダッシュし、フリーでデンキ―からのパスを受け、STVVの守護神シュミット・ダニエルとの1対1に。上田は冷静にゴール左隅にシュートを決めた。
この上田のゴールが値千金の決勝点となって、サークル・ブルージュが1-0で勝利。両チームの順位が入れ替わり、サークル・ブルージュが9位、STVVが10位(執筆時点で暫定)でワールドカップの中断期間に入った。
「試合の中でワンチャンスを逃さないというのが自分の武器。今日の1点もそうです。ゴールにつながる“その一瞬”を逃さないように自分なりにシュートと嗅覚は常にスイッチオンにしているつもりです」
今夏、鹿島アントラーズからクラブ・ブルージュに移籍した上田は、ベルギーリーグ17試合で7ゴールと上々の結果を残している。カップ戦を挟んで公式戦3試合連続ゴールと現在絶好調だ。
この上田のゴールが値千金の決勝点となって、サークル・ブルージュが1-0で勝利。両チームの順位が入れ替わり、サークル・ブルージュが9位、STVVが10位(執筆時点で暫定)でワールドカップの中断期間に入った。
「試合の中でワンチャンスを逃さないというのが自分の武器。今日の1点もそうです。ゴールにつながる“その一瞬”を逃さないように自分なりにシュートと嗅覚は常にスイッチオンにしているつもりです」
今夏、鹿島アントラーズからクラブ・ブルージュに移籍した上田は、ベルギーリーグ17試合で7ゴールと上々の結果を残している。カップ戦を挟んで公式戦3試合連続ゴールと現在絶好調だ。
初ゴールは第6節の対アンデルレヒト戦だった。この時期はサークル・ブルージュのサッカーが安定せず降格圏に低迷していた。上田は身体を張って空中戦で互角以上の競り合いを見せていたが、味方との距離が遠すぎて前線で孤立した状態だった。
しかし、第10節の対ヘント戦(4-3)からミロン・ムスリッチ監督が指揮を執るとチーム状況が一気に上向き、6勝1分け1敗と勝ち癖が付いた。ムスリッチ体制になって最初の2試合こそベンチスタートだった上田だが、12節のオイペン戦で先発して今季3点目を記録すると、レギュラーの座をしっかりつかみ、直近のリーグ戦6試合で5ゴールを決めた。
ファーサイドからの折り返しを、抜群のポジショニングでワンタッチ。DFを背負って反転シュート。右45度にボールを持ち出し、ゴール左隅に糸をひくようなシュート。マークするDFよりはるか高く飛んで、ピッチに叩きつけるヘッド――。上田のゴールの形はバリエーション豊富だ。中でも、スローインの始動で上田が敵の視界から消え、味方からのパスを受けてゴールを決めるパターンが2つあるのはユニークだ。
「もちろんデザインしています」とスローインをセットプレートみなして作り込んだ攻撃だったことを明かした。
【動画】見事な抜け出しから圧巻のフィニッシュ!日本代表GKシュミットの牙城を破った上田綺世の決勝弾
しかし、第10節の対ヘント戦(4-3)からミロン・ムスリッチ監督が指揮を執るとチーム状況が一気に上向き、6勝1分け1敗と勝ち癖が付いた。ムスリッチ体制になって最初の2試合こそベンチスタートだった上田だが、12節のオイペン戦で先発して今季3点目を記録すると、レギュラーの座をしっかりつかみ、直近のリーグ戦6試合で5ゴールを決めた。
ファーサイドからの折り返しを、抜群のポジショニングでワンタッチ。DFを背負って反転シュート。右45度にボールを持ち出し、ゴール左隅に糸をひくようなシュート。マークするDFよりはるか高く飛んで、ピッチに叩きつけるヘッド――。上田のゴールの形はバリエーション豊富だ。中でも、スローインの始動で上田が敵の視界から消え、味方からのパスを受けてゴールを決めるパターンが2つあるのはユニークだ。
「もちろんデザインしています」とスローインをセットプレートみなして作り込んだ攻撃だったことを明かした。
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