セルティックに加入してから、公式戦出場は６試合にとどまっている。スタメンに名を連ねたのは１回のみ。今シーズンも開幕から故障で出遅れ、まだ試合のピッチに立つことができていない。

　同胞の古橋亨梧、前田大然、旗手怜央がチーム内で確かな地位を築くなか、昨季途中に加入して以降、井手口陽介は苦戦を強いられている。『FOOTBALLFANCAST』は10月26日、冬のマーケットでクラブが補強に踏み切れば、井手口は放出される可能性もあると報じた。

　セルティックは最近、冬のマーケットで中盤の強化に投資すると言われている。その場合、井手口が出場機会をつかむのがさらに困難になるのは想像にかたくない。

　これを受け、FOOTBALLFANCASTは「イデグチは新しい環境でインパクトを残すのに苦しんでおり、忘れられた存在のようになっている」と伝えた。

「出場機会を得るのに苦しみ、夏に移籍も噂されただけに、（１月に）新戦力が加われば、クラブにおける彼の出場時間にとって決定的な一撃となるかもしれない」
 

　さらに、同メディアは「先週のリーグカップのマザーウェル戦でも１分も出場時間を得られなかったのは、現時点で彼の序列がいかに低いかを強調するかのようだ。そこに新たな補強があれば、彼が出るわずかなチャンスはさらに小さくなる以外にない」と続けている。

「現行契約は2026年までだが、年明けに新顔がやってくれば、アンジェ・ポステコグルー監督にとって、不良資産を手放す理想的なタイミングとなるかもしれない」

　加入直後のケガで歯車を狂わされ、厳しい状況に置かれている井手口。だが、日々の練習で指揮官にアピールし、限られた機会で結果を残すしかない。状況を好転させられるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】見事な反転→華麗なダブルタッチで決めた旗手怜央の左足弾

【動画】前田のボール奪取を起点に古橋が決めた久々のゴール

【PHOTO】Ｃ・ロナウド、アグエロ、ベンゼマ、イブラ、ポグバetc…世界的名手たちが誇るスーパーカーを厳選＆一挙紹介！