カタール・ワールドカップ（W杯）の開幕まで１か月を切った。ただ、各国の名手たちが集うこの祭典に出られないスーパースターも当然いる。今夏に加入したマンチェスター・シティで、驚異的なペースでゴールを量産しているアーリング・ハーランドもそのひとりだ。

　初のグループステージ突破を果たした1998年のフランス大会以来、W杯から遠ざかっているノルウェー代表は、このゴールマシンやアーセナルでもキャプテンを務めるマーティン・ウーデゴーらを擁しながら、今回も欧州予選であえなく敗退した。

　では、クラブでの活動も一時中断となるこの期間、22歳の怪物は一体どのように過ごすのか。英メディア『talkSPORT』によれば、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、こんなジョークを飛ばしている。

「（スペイン有数のリゾート地）マルベーリャに行くのは確実だし、ノルウェーに帰るのも確実だ。シーズン後半にどれだけ上手く行くかは、マルベーリャでの振る舞い次第だね。彼はマルベーリャに家を持っているから、そこでゴルフをするだろう。できればあまり飲み過ぎず、食べ過ぎず、健康な状態で戻ってきてほしいね」
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　今大会はカタールの気候を考慮し、異例の冬季開催となる。スペイン人指揮官は「こんな経験は人生で初めてだから、選手がワールドカップからどう戻ってくるかは分からない」とも語っている。

「６人がチャンピオンになって帰ってくれば、彼らはとてもハッピーだろうし、落ち込んで帰ってくるかもしれない。それに早々に敗退して休暇を取る選手もいるかもしれない。しかし一方で、この馬鹿げた日程でワールドカップを欠場する選手が多いのも事実だ。彼らが戻ってきた時にその匂いを嗅いで、日々のルーティンを取り戻していくことが肝要だ」

　今シーズンはほぼ週に２試合をこなす、超過密日程が続いている。カタールW杯でハーランドの勇姿が見られないのは残念だが、他の選手にはないオフをポジティブに捉え、休養十分で迎える後半戦も変わらぬ活躍を期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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