現地時間10月９日に行なわれたプレミアリーグ第９節で、リバプールは敵地でアーセナルと対戦。ダルウィン・ヌニェスとロベルト・フィルミーノのゴールで二度のビハインドを追いついたが、76分に与えたPKで決勝点を奪われ、２-３で敗れた。

　これでリバプールはリーグ戦で２敗目。消化試合数は１つ少ないとはいえ、首位のアーセナルとは早くも14ポイント差で、10位に沈んでいる。データサイト『Opta』によれば、リーグ８試合終了時点で勝点「10」は、「９」にとどまった2012-13シーズン以来となる低調なスタートとなった。
【動画】リバプールがヌニェス、フィルミーノのゴールで追いつくも…アーセナル戦のハイライトをチェック
 

　試合後、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに応じたユルゲン・クロップ監督は、「我々はタイトル争いに参加できていない。問題は山積みだが、継続するしかない。戦うしかないんだ。今日の３失点はすべて決定的なミスで、失望もしている。オープンな試合で私たちにアドバンテージもあったのに、最悪なスタートで、最悪な終わり方だった」と嘆いた。

　2012-13シーズンは７位でフィニッシュしたが、現地紙『Daily Mail』は「今シーズンはさらにそれを下回る可能性がある」と指摘している。

「ルイス・ディアスとトレント・アレクサンダー＝アーノルドが負傷。前者は松葉杖をつき、膝に固定具をつけてエミレーツスタジアムを後にした。後者は足首を負傷している。クロップは『両者ともに状態は良くはない』と認めており、来週のマンチェスター・シティ戦には間に合わないのはもちろん、長期離脱の可能性が高い。ディアスが戦列を離れるということは、モハメド・サラーが沈黙し、守備が崩壊しつつあるこのクラブにおいて、数少ない”ポジティブな要素”が失われることを意味する」

　今後は12日にチャンピオンズリーグでレンジャーズと、16日に絶好調のシティと対戦する。チーム状況が良くないなか、クロップ監督はこの苦境をどう乗り切るのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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