ズラタンに通ずる部分が少なくない
イブラヒモビッチが絶好調だ。といっても“生けるレジェンド”の方ではない。開幕戦からのゴールラッシュでにわかに注目を集めているのは、バイエルンU-19で10番を背負っているMFアリヨン・イブラヒモビッチだ。
トップ下を主戦場に左右のウイングもこなせるアリヨンは、1860ミュンヘンU-19とのU-19ブンデスリーガ(南/南西地区)開幕戦でドライアーパック(ドイツでは前後半合わせての3得点をこう呼ぶ)を記録。決勝点となる2ゴール目のアシストを含め、チームの全4得点に絡む大車輪の活躍を披露した。
翌節のウンターハヒンクU-19戦で1ゴールを上乗せしたアリヨンは、現地27日に行なわれた3節のカールスルーエ戦で今度は2ゴール。開幕3試合で6発のゴールラッシュを決め込み、ドイツサッカーのユースウォッチャーを唸らせている。
テクニックに優れ、緩急をつけたドリブルや鋭いラストパスを放つなど、ゴールセンス以外の魅力にも溢れるアリヨンは強いパーソナリティーの持ち主でもあるようだ。
1860ミュンヘン戦でこんなシーンがあった。相手のゴール前まで侵入すると、相手GKと接触。そこでボールを掴んだGKに詰め寄っただけではない。間に割って入ろうとした他の相手選手たちを片っ端から睨みつけ、鼻っ柱の強いところを窺わせたのだ。
ちなみに、グラウンダーのクロスで見事なアシストを決めたときは「どうだ」と言わんばかりに両手を広げ、ゴールを決めたチームメイトを自身の元に呼び寄せていた。傑出した得点力、そして相手を手玉に取るスキルを含め、ファミリーネームが同じ(で血縁関係はない)ズラタン・イブラヒモビッチに通ずる部分が少なくない。
トップ下を主戦場に左右のウイングもこなせるアリヨンは、1860ミュンヘンU-19とのU-19ブンデスリーガ(南/南西地区)開幕戦でドライアーパック(ドイツでは前後半合わせての3得点をこう呼ぶ)を記録。決勝点となる2ゴール目のアシストを含め、チームの全4得点に絡む大車輪の活躍を披露した。
翌節のウンターハヒンクU-19戦で1ゴールを上乗せしたアリヨンは、現地27日に行なわれた3節のカールスルーエ戦で今度は2ゴール。開幕3試合で6発のゴールラッシュを決め込み、ドイツサッカーのユースウォッチャーを唸らせている。
テクニックに優れ、緩急をつけたドリブルや鋭いラストパスを放つなど、ゴールセンス以外の魅力にも溢れるアリヨンは強いパーソナリティーの持ち主でもあるようだ。
1860ミュンヘン戦でこんなシーンがあった。相手のゴール前まで侵入すると、相手GKと接触。そこでボールを掴んだGKに詰め寄っただけではない。間に割って入ろうとした他の相手選手たちを片っ端から睨みつけ、鼻っ柱の強いところを窺わせたのだ。
ちなみに、グラウンダーのクロスで見事なアシストを決めたときは「どうだ」と言わんばかりに両手を広げ、ゴールを決めたチームメイトを自身の元に呼び寄せていた。傑出した得点力、そして相手を手玉に取るスキルを含め、ファミリーネームが同じ(で血縁関係はない)ズラタン・イブラヒモビッチに通ずる部分が少なくない。
もちろん、まだ16歳の青年がどれだけユースで格の違いを見せつけようと、ズラタンのように大成する保証はどこにもない。ただ、ファンの心をくすぐるタレントなのは事実だ。実際、SNSは「世界一のイブラヒモビッチ」といったユーモラスな表現を含めた投稿が相次いでいる。
「選ばれし者だ」
「このまま順調に成長するようなら、とっとと契約延長しておくべきだ」
「(トップチーム昇格済みの16歳)ヴァナーより良いんじゃないか」
「今シーズン中にはトップチームで見られるだろう」
「ナーゲルスマン(バイエルン監督)、この子に気づいて」
余談だが、アリヨンがこの世に生を受けた2005年12月11日、ユベントス加入2年目のズラタンはセリエAのピッチに立っていた。パベル・ネドベドやダビド・トレゼゲ、パトリック・ヴィエラ、ファビオ・カンナバーロ、リリアン・テュラムといった錚々たるレジェンドとともに、カリアリとの05-06シーズン第6節に臨んでいたのだ。
そのイブラが41歳を目前にした現在もなお第一線を走り続けているのは、やはり奇跡的なこと(現在は負傷離脱中)。もうしばらく現役生活を続けるようなら、自身に憧れているというアリヨンとの「イブラヒモビッチ対決」に臨む日がやってくるかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【動画】プレシーズンマッチで鋭いFKを叩き込むアリヨン・イブラヒモビッチ
「選ばれし者だ」
「このまま順調に成長するようなら、とっとと契約延長しておくべきだ」
「(トップチーム昇格済みの16歳)ヴァナーより良いんじゃないか」
「今シーズン中にはトップチームで見られるだろう」
「ナーゲルスマン(バイエルン監督)、この子に気づいて」
余談だが、アリヨンがこの世に生を受けた2005年12月11日、ユベントス加入2年目のズラタンはセリエAのピッチに立っていた。パベル・ネドベドやダビド・トレゼゲ、パトリック・ヴィエラ、ファビオ・カンナバーロ、リリアン・テュラムといった錚々たるレジェンドとともに、カリアリとの05-06シーズン第6節に臨んでいたのだ。
そのイブラが41歳を目前にした現在もなお第一線を走り続けているのは、やはり奇跡的なこと(現在は負傷離脱中)。もうしばらく現役生活を続けるようなら、自身に憧れているというアリヨンとの「イブラヒモビッチ対決」に臨む日がやってくるかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【動画】プレシーズンマッチで鋭いFKを叩き込むアリヨン・イブラヒモビッチ