J１リーグ第２ステージも残すところ、あと５節。ステージ優勝争いはもとより、年間勝点に左右されるプレーオフ進出・残留争いも注目されるところだ。シーズンもクライマックスを迎え、各チームはラスト５試合をいかに戦うのか。担当記者がポイントごとに探る。
 
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ポイント１）現時点の目標と、目標到達に必要な勝点は？
J１残留／勝点５（１勝２分２敗ペース）　
 
　多くの怪我人が出た影響で、10節から３連敗するなど、チームは不振に喘いでいる。第２ステージのスタートダッシュに成功した時点では優勝を目指したが、降格圏と勝点８差の現状では、目標は残留と言わざるを得ない。昨季、ギリギリでJ1に生き残った清水の勝点が36だったことを踏まえれば、それを超えるためにも、まずは１勝２分２敗のペースで勝点37を目指したい。
 
ポイント２）ラスト５試合に向けて現状の強み、好材料は？

　ここ３試合は１得点・７失点と、攻守に課題を抱えている。今のチームにポジティブな点を見つけるのは難しいが、負傷中のレアンドロ、渡邉らが復帰すれば、巻き返しの大きな力になるはずだ。実際、９節の鳥栖戦では７ゴールを挙げるなど、主軸が揃えば相手を圧倒するだけの力はある。今後は、負傷者たちの回復具合がキーポイントになる。
　
ポイント３）累積警告や怪我人などの懸念材料は？

　幸いにも、９節・新潟戦で途中交代したレアンドロ、渡邉の怪我は軽く、２か月以上戦列を離れていた小川は軽いメニューをこなせるまでに回復。P・ジュニオールはコンディションが万全とは言えないが、すでに復帰を果たしており、安田も近々、ピッチに戻れるという。懸念材料あるとすれば、欠場期間が長かった小川、P・ジュニオール、安田が試合勘を失っている点だ。