実力は申し分ない。すでに高く評価されている。だが、コンスタントに試合に出ることができなければ、立場も揺らぎかねないのがサッカーの世界だ。
アーセナルOBのリー・ディクソンが、冨安健洋のフィジカルの問題に言及した。昨シーズン途中からケガで思うように稼働できなかった日本代表DFを嘆いている。
昨夏、移籍市場最終日にボローニャからアーセナルに移籍した冨安は、同じく昨季加入の守護神アーロン・ラムスデイルやベン・ホワイトらと守備陣の再建に貢献。開幕から3連敗で最下位に沈んだチームが流れを変えるのに貢献し、一時はシーズン最高補強とも言われる活躍を見せた。
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ライバルのホワイトにも言及
だが、シーズン途中から冨安は相次ぐケガでピッチに立つことができず。今シーズンも開幕には間に合わず、第2節から2試合連続でベンチスタートとなり、終盤の15分ほどをプレーするにとどまった。ミケル・アルテタ監督はホワイトを右SB、ウィリアム・サリバをCBで先発起用している。
『HITC』によると、現役時代に右SBとして活躍したアーセナル黄金期メンバーのディクソンは、『NBC Sport』で「(右SBに)スペシャリストのほうを望むが、彼は良いDFだ」と、ホワイトを称賛しつつ、冨安のフィジカル問題にも触れた。
「守備に関しては学ぶべきことがたくさんあるが、(ホワイトは)あの位置で十分にプレーできる。それは疑いない。私はトミヤスが好きなんだが、今の彼はビスケットでできているのが明白だ。壊れ続けている」
長期の離脱だっただけに、すぐにスタメンの座を取り戻せないのはやむを得ない。まずは少しずつでも出場時間を増やし、本来の力が戻っていることをアピールして、レギュラーに返り咲けるのを願うばかりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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