現地時間８月22日に行なわれたプレミアリーグ第３節で、開幕２連敗中のマンチェスター・ユナイテッドと、コミュニティシールドでマンチェスター・シティを破るも、リーグ戦では２分けに留まっているリバプールが激突した。

　前者のエース、クリスティアーノ・ロナウドと主将のマグワイアはベンチスタート。レアル・マドリーから電撃加入したカゼミーロはスタンドで戦況を見守った。

　注目のビッグマッチで、これまでの２試合と打って変わり、鋭い出足を見せたホームのユナイテッドは16分に試合を動かす。エリア内でパスを受けたサンチョが、冷静な切り返しでMFミルナーとGKアリソンを倒してから、右足で流し込んだ。30年ぶりの最下位に沈む名門は、これがオウンゴール以外では今シーズン初ゴールとなった。

　追いかける展開となったリバプールは28分、サラーのパスにエリア中央で反応したヘンダーソンがボレーで合わせるが、上手くミートしきれず、枠の右に外れる。

　０－１で折り返すと、後半に入って50分にはCKから、今度はサラーがボレーシュート。しかし、大きく枠を外れる。
 

　迎えた53分には、後半の頭から入ったマルシアルの縦パスで抜け出したラッシュフォードが、冷静にアリソンとの１対１を制し、ホームチームが待望の追加点を奪う。精彩を欠いたプレーが続き、批判を浴びていた背番号10は、鬱憤を晴らすかのように雄叫びを上げた。

　状況打開へアウェーチームは、59分にヘンダーソンを下げ、ファビーニョを送り込む。すると67分、そのファビーニョがCKからヘッドで合わせるも、相手守護神デ・ヘアに阻まれる。

　それでも81分、CKの流れからカルバーリョが放ったシュートのこぼれ球をサラーが押し込み、ついに１点を返す。

　ユナイテッドはその直後にファン・デ・ベーク、ワン・ビサカ、そしてC・ロナウドと、フレッシュな選手を一気に投入した結果、このまま２―１で逃げ切りに成功。昨シーズンに２戦合計０－９という、衝撃の大差でシーズンダブルを喫した天敵にリベンジを果たし、３戦目にして待望の新体制初勝利を挙げた。

　一方、リバプールはリーグ戦22試合ぶりの黒星を喫し、2012-13シーズン以来の開幕から３節未勝利となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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