「2本のうちどちらか決めていれば、試合は楽になっていた」
J3・30節の町田戦、Jリーグ・アンダー22選抜はリオ五輪を目指すU-22日本代表14名を招集。手倉森監督がコーチとして指揮を執る“強化試合体制”を敷いたが、結果は0-1で悔しい敗戦を喫した。
広島の野津田岳人は4-2-3-1の右サイドハーフでスタメン出場。町田が前からプレスを仕掛けてくるというスカウティングから、「最初は裏を狙いつつ、押し込もうというメンタル」で試合に臨んだという。
しかし、CFの浅野拓磨(広島)やトップ下の中島翔哉(FC東京)との連係で攻撃を試みるも、チームは思うように敵陣深くまでボールを運べなかった。野津田はその理由をこう分析する。
「一人ひとりのタッチ数が多く、テンポも遅くなってしまった。その分、相手のスライドも早くて、コンビネーションで崩すのが難しかったです。ワンタッチプレーだったり、サイドばかりにならず思い切って間に(足もとの)パスを入れて強引にコンビネーションに持ち込む形を増やしたり、もっと積極的にやれば良かったなと」
積極性という観点で言えば、町田の鈴木崇文曰く「前に出てくる怖さがなかったので、負ける気がしなかった」、手倉森監督も「リスクを冒せなかった」と振り返っており、前線が攻撃の迫力を欠いたのは明らか。「スイッチを入れる場面をはっきりして、2列目の僕や(中島)翔哉、トヨ(豊川雄太)が裏に抜ける形をチームとしてすり込んでいく必要がある」(野津田)のは間違いないだろう。
それでも、野津田には二度の見せ場があった。28分には中島の突破のこぼれ球に反応してミドルシュートを狙うもゴール右へと外れ、続く36分には右サイドからのクロスに合わせるが相手DFのブロックに遭い、ゴールネットを揺らすことはできなかった。特に後者は、この日チームとして唯一の決定機だっただけに、なんとかモノにしたいところだった。
「個人としてはチャンスがあったなかで、決め切れなかったのは反省しないといけない。自分は前半だけ(の出場)だったし、2本のうちどちらか決めていれば、試合は楽になっていたと思います。チャンスを決め切らないといけないし、もっとボールを回しながらチャンス自体も増やさないといけないですね」(野津田)
広島の野津田岳人は4-2-3-1の右サイドハーフでスタメン出場。町田が前からプレスを仕掛けてくるというスカウティングから、「最初は裏を狙いつつ、押し込もうというメンタル」で試合に臨んだという。
しかし、CFの浅野拓磨(広島)やトップ下の中島翔哉(FC東京)との連係で攻撃を試みるも、チームは思うように敵陣深くまでボールを運べなかった。野津田はその理由をこう分析する。
「一人ひとりのタッチ数が多く、テンポも遅くなってしまった。その分、相手のスライドも早くて、コンビネーションで崩すのが難しかったです。ワンタッチプレーだったり、サイドばかりにならず思い切って間に(足もとの)パスを入れて強引にコンビネーションに持ち込む形を増やしたり、もっと積極的にやれば良かったなと」
積極性という観点で言えば、町田の鈴木崇文曰く「前に出てくる怖さがなかったので、負ける気がしなかった」、手倉森監督も「リスクを冒せなかった」と振り返っており、前線が攻撃の迫力を欠いたのは明らか。「スイッチを入れる場面をはっきりして、2列目の僕や(中島)翔哉、トヨ(豊川雄太)が裏に抜ける形をチームとしてすり込んでいく必要がある」(野津田)のは間違いないだろう。
それでも、野津田には二度の見せ場があった。28分には中島の突破のこぼれ球に反応してミドルシュートを狙うもゴール右へと外れ、続く36分には右サイドからのクロスに合わせるが相手DFのブロックに遭い、ゴールネットを揺らすことはできなかった。特に後者は、この日チームとして唯一の決定機だっただけに、なんとかモノにしたいところだった。
「個人としてはチャンスがあったなかで、決め切れなかったのは反省しないといけない。自分は前半だけ(の出場)だったし、2本のうちどちらか決めていれば、試合は楽になっていたと思います。チャンスを決め切らないといけないし、もっとボールを回しながらチャンス自体も増やさないといけないですね」(野津田)