インスタのフォロワー数は驚愕の36万人!
約4500人――。日本代表が香港代表に大勝した先日のE-1選手権の観衆(4980人)と大差ない。それだけのファンが5ユーロ(約700円)のチケット代を支払って、ドイツ11部リーグに所属するサッカークラブのプレシーズンマッチ(27日開催)に駆け付けたというから驚きだ。もちろん、対戦相手の5部クラブ(タスマニア・ベルリン)が多くの人を惹きつけたのではない。
ドイツの全国紙『ビルト』に取り上げられるなど、メディアでも小さくない注目を集めているのはディレイ・スポーツ・ベルリンという新クラブ。いや、厳密にはこのアマチュアクラブの共同創設者にして現役プレーヤーのエリアス・ネルリッヒ氏だ。
ネルリッヒ氏はインスタグラムのフォロワー101万人、そしてゲーム配信プラットフォーム『Twitch』のフォロワー110万人を誇るインフルエンサー。2018~21年にかけて、ヘルタ・ベルリン(ドイツ・ブンデスリーガ1部)のeスポーツ部門の「顔」として活躍していた24歳の実業家で、2021年11月にディレイ・スポーツ・ベルリンを旗揚げした。
このクラブを立ち上げた理由は「仲間と遊んで楽しむためのサッカークラブを見つける」というアイデアを具現化するため。もちろん、楽しみながらも上を目指す方針を掲げていて、22-23シーズンから5年連続でのリーグ昇格を狙っているという。
十分な説得力があるのは、ディレイ・スポーツが11部リーグの水準を超越した戦力を抱えているから。たとえば、2部リーグ通算37試合の出場歴を持つMFケビン・パネビッツ(30歳)、元ドイツU-20代表のMFジドネイ・フリーデ(24歳/共同設立者のひとり)ら元プロフットボーラーが所属しているのだ。ネルリッヒ氏とはまた別のインフルエンサー、TikTokのフォロワー約70万を誇るディヤル・アチャル氏の実力は不明だが……。
ドイツの全国紙『ビルト』に取り上げられるなど、メディアでも小さくない注目を集めているのはディレイ・スポーツ・ベルリンという新クラブ。いや、厳密にはこのアマチュアクラブの共同創設者にして現役プレーヤーのエリアス・ネルリッヒ氏だ。
ネルリッヒ氏はインスタグラムのフォロワー101万人、そしてゲーム配信プラットフォーム『Twitch』のフォロワー110万人を誇るインフルエンサー。2018~21年にかけて、ヘルタ・ベルリン(ドイツ・ブンデスリーガ1部)のeスポーツ部門の「顔」として活躍していた24歳の実業家で、2021年11月にディレイ・スポーツ・ベルリンを旗揚げした。
このクラブを立ち上げた理由は「仲間と遊んで楽しむためのサッカークラブを見つける」というアイデアを具現化するため。もちろん、楽しみながらも上を目指す方針を掲げていて、22-23シーズンから5年連続でのリーグ昇格を狙っているという。
十分な説得力があるのは、ディレイ・スポーツが11部リーグの水準を超越した戦力を抱えているから。たとえば、2部リーグ通算37試合の出場歴を持つMFケビン・パネビッツ(30歳)、元ドイツU-20代表のMFジドネイ・フリーデ(24歳/共同設立者のひとり)ら元プロフットボーラーが所属しているのだ。ネルリッヒ氏とはまた別のインフルエンサー、TikTokのフォロワー約70万を誇るディヤル・アチャル氏の実力は不明だが……。
試合観戦に訪れるファンは純粋にサッカーを楽しむより、インフルエンサーとの記念撮影やグータッチが最大の目的かもしれない。しかし、冒頭に記したように、しっかりと入場料を支払っている。11部リーグを運営するBVF(ベルリン・サッカー連盟)にとっては歓迎すべきフィーバーだろう。実際、BVF幹部は地元紙『B.Z.』でこう語っている。
「創設者のエリアス・ネルリッヒ氏は自身のプラットフォームを通じて、ドイツの何百万人という若者や子供にリーチしています。この関心が持続可能な開発や社会的な責任の促進に用いられるのなら、私たちにとっても利益になります」
ちなみに、ディレイ・スポーツ・ベルリンのインスタグラムは約36万1000人にフォローされている。これはベルリンのサッカークラブでは最多だ。そう、ヘルタ・ベルリンの約24万6000人、ウニオン・ベルリンの約17万3000人を軽々と上回っているのだ。
それぞれ億万長者(SAP創業者のディートマー・ホップ氏)、大企業(飲料メーカーのレッドブル)の支援を受けるホッフェンハイム、RBライプツィヒは、アマチュアリーグから一気にブンデスリーガまで駆け上がった。SNSスターという“時代の寵児”を擁するディレイ・スポーツもまた、いつの日かプロサッカー界を席巻するかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【画像】独11部クラブのプレシーズンマッチに約4500人が殺到!
「創設者のエリアス・ネルリッヒ氏は自身のプラットフォームを通じて、ドイツの何百万人という若者や子供にリーチしています。この関心が持続可能な開発や社会的な責任の促進に用いられるのなら、私たちにとっても利益になります」
ちなみに、ディレイ・スポーツ・ベルリンのインスタグラムは約36万1000人にフォローされている。これはベルリンのサッカークラブでは最多だ。そう、ヘルタ・ベルリンの約24万6000人、ウニオン・ベルリンの約17万3000人を軽々と上回っているのだ。
それぞれ億万長者(SAP創業者のディートマー・ホップ氏)、大企業(飲料メーカーのレッドブル)の支援を受けるホッフェンハイム、RBライプツィヒは、アマチュアリーグから一気にブンデスリーガまで駆け上がった。SNSスターという“時代の寵児”を擁するディレイ・スポーツもまた、いつの日かプロサッカー界を席巻するかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【画像】独11部クラブのプレシーズンマッチに約4500人が殺到!