Ｅー１選手権を戦っている森保ジャパンは７月27日、韓国との第３戦（豊田スタジアム／19時20分キックオフ）に臨む。勝てば優勝が決まる大一番だ。

　19日に行なわれた第１戦では香港に６-０と圧勝。水沼宏太ら横浜に所属するメンバーを中心に戦い、相馬勇紀、町野修斗、西村拓真がそれぞれ２ゴールを決めた。

　24日の第２戦は中国とスコアレスドローに終わった。第１戦から先発全員を入れ替え、野津田岳人など広島勢が主体の11人で挑んだものの、相手の“べた引き”ディフェンスに大苦戦してしまっている。

　中２日で迎える第３戦、コンディションが整っているのは第１戦で先発したメンバーだろう。好パフォーマンスを披露して評価を高めたのも香港戦のスタメンのはずだ。連係も考慮すれば、第１＆２戦の選手をなるべくミックスさせるべきではないかもしれない。

　３つの理由から、韓国戦のスタメンは香港戦で先発したメンバーが中心になると予想した。ただし、Ｅー１選手権開幕前日の公式会見で森保一監督が「できるだけ多くの選手を起用したい」と述べているなかで、GKの谷晃生が唯一、出場機会が与えられていない。ひとつのポジションだけは、第１戦で先発した鈴木彩艶から谷に代わるか。
 

　韓国戦前日練習の前に取材に対応した森保監督は、優勝に向けてこう意気込んだ。

「次の韓国戦に向けては、勝って優勝を目標にしています。なので、勝つための選手起用で途中からどうするかということは、考えたいと思っています」

　このコメントから、韓国戦で気になるのは交代カードだろう。予想どおりのスタメンとなれば、控えにはスピードスターの宮市亮、セットプレーのキッカーとなれる野津田岳人、パスセンスが光る脇坂泰斗、２列目からの飛び出しに長ける森島司、シュート技術が高い満田誠など、試合の流れを変えられそうな切り札候補は多い。

　果たして、森保監督はどんな采配を見せるのか。大一番での手綱さばきに注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部