『エアトリ presents Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022』で来日中のパリ・サンジェルマンは７月25日、パナソニックスタジアム吹田でガンバ大阪と対戦。６－２で勝利を収めた。

　開始４分、ヴィチーニャの縦パスを受けたリオネル・メッシの強烈なシュートはGK東口順昭がストップ。６分には後方からのロングボールに抜け出したネイマールがエリア内に侵入すると、三浦弦太が身体を投げ出してブロックする。

　立ち上がりから攻勢をかけるパリSG。11分にはアシュラフ・ハキミのお膳立てからメッシがコースを狙ったシュート。これも東口がしっかりとキャッチする。

　G大阪はセットプレーからゴールチャンスをうかがうが、パリSGの身体を張ったディフェンスに阻まれる。

　15分にはマルコ・ヴェッラッティの浮き球パスからネイマールが決定機を迎える。至近距離から狙うが、東口がビッグセーブでゴールを割らせない。

　G大阪の守護神は20分のピンチでも魅せる。巧みなステップで敵をかわしたネイマールのクロスから、パブロ・サラビアに目の前でシュートを打たれるが、東口は右手一本で止めてみせる。

　27分、メッシのスルーパスからハキミがゴールに迫るが、果敢に前に出た東口の牙城を崩せない。好守連発の東口に手を焼くパリSGだが、28分、ついに均衡を破る。

　三浦のクリアがメッシに当たり、そのこぼれ球を拾ったネイマールのパスからメッシが左足を振り抜く。このシュートは東口にセーブされるも、こぼれ球にサラビアが押し込んでネットを揺らした。

　30分には、ネイマールがエリア内で三浦に倒されてPKを獲得。これをネイマール自らが決めて、パリSGがリードを広げる。

　G大阪も負けていない。33分、右サイドのニアゾーンを突いた小野瀬康介のクロスからゴール前で混戦となり、最後は黒川圭介が蹴りこんで１点差に迫る。
 

　このG大阪の反撃弾で火が点いたか、パリSGが畳みかける。37分、ヴィチーニャのダイアゴナルのパスを左サイドで受けたヌーノ・メンデスが、逆サイドのネットに突き刺すシュートで３点目。40分には、ネイマールの針の穴を通すようなピンポイントクロスにメッシが飛び込んで確実に仕留める。

　前半だけで４得点のパリSGは、後半も押し気味に試合を進める。G大阪にボールを持たれるシチュエーションでも、連動性あるディフェンスと鋭い出足で敵の攻撃を寸断する。

　60分、メッシのスルーパスにネイマールが走り出し、ボールを足もとに収めるとエリア内で東口をかわしてゴールに流し込み、自身２点目をゲットする。

　61分にベンチスタートだったキリアン・エムバペが途中出場。持ち前のスピードとテクニックでスタジアムを沸かせる。

　70分には、柳澤亘のアシストから山見大登がチーム２点目を奪取。このゴールで勢いを増したG大阪が、アグレッシブに相手ゴールに迫っていく。

　パリSGは86分、エムバペがエリア内で倒されてPKを獲得。これをエムバペがきっちりと決めて６点目。そして、４点のリードを守り切り、タイムアップを迎える。日本ツアーで３試合をこなしたパリSG。川崎戦は２－１、浦和戦は３－０、そして最後のG大阪戦は６－２と、圧倒的な強さを存分に見せつける結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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