延べ19年在籍したユベントスを離れ、2021－22シーズンからはキャリアの原点パルマで再びゴールを守っている元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、パリ・サンジェルマン時代に共闘したアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアについて語った。イタリア・メディア『Football Italia』が６月20日付けで伝えている。

　34歳のディ・マリアは、ベンフィカ、レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッドと各国の名門を渡り歩き、2015年夏にパリSGへ加入。昨シーズンまで７年に渡って印象的な活躍を見せた後、契約満了により退団し、現在はフリーとなっている。

　新天地にはユベントスが有力候補に挙げられるなか、レジェンド守護神は『La Gazzetta dello Sport』で「私は44歳だがまだプレーしている。年齢は関係ない。モチベーションや情熱のほうがずっと重要だし、決断力も同じだ。ディ・マリアがユベントスに加入するということは、その覚悟があるということだ」と、自身の古巣への移籍に太鼓判を押している。

「我々は模範的なプロフェッショナル、いい男、試合中もトレーニング中も決してあきらめずに闘う男の話をしているんだ。今日のセリエAにとって、彼は（ディエゴ・）マラドーナのような存在になるだろう」
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　後輩への賛辞は止まらず、「ゴール前では決定的で、ドリブルで簡単に相手を抜いていく。アシストも上手だし、ピッチを縦横無尽に駆け回る。それに色々な役割をこなせる。一言で言えば、彼は真のサッカー選手なんだ」と熱量を込めるブッフォンは、そのユーティリティ性にも光を当てている。

「2014年にマドリーでデシマ（10度目のチャンピオンズ・リーグ制覇）を達成したとき、彼はカリム・ベンゼマ、クリスチアーノ・ロナウド、ルカ・モドリッチとチームメイトだった。彼は常に一歩引いていたが、ウインガー、攻撃的ミッドフィルダーなど、幅広いポジションでプレーする方法を知っていたんだ」

　ブッフォンがべた褒めする唯一無二の“職人”は、欧州５大リーグではドイツとともに未踏の地であるイタリアへ向かうこととなるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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