現地時間６月14日に開催されたネーションズ・リーグ第４節で、ドイツはイタリアをホームに迎え、５－２と快勝を収めた。この一戦で、難敵相手にゴールラッシュを決め込んだ攻撃陣と共に注目を集めたのが、不動の守護神マヌエル・ノイアーである。

　113キャップを数える36歳は８分、いきなりジャコモ・ラスパドーリの至近距離からのフィニッシュを好守で防ぐと、とりわけ圧巻だったのが３－０で迎えた55分だ。

　ペナルティエリア内にいた相手MFニコロ・バレッラは、味方のシュートをカットするような形で、鋭いパスに反応。ボールが直接ゴールに向かって来ると踏んでいたノイアーは、そのワントラップで思い切り逆をつかれたため、ゴールはがら空きとなり、バレッラはゴールラインまで１メートルもないところから、完全フリーの状態で押し込むだけとなる。

　イタリアの得点は確実と思われたが、ここからのノイアーの執念が凄まじかった。すぐさま身体を起こすと、一目散にボール方向に横っ飛び。間一髪でかきだし、失点を防いだのだ。
【動画】もはや人間じゃない？守護神ノイアーが見せた超反応をチェック！

　バレッラの位置はオフサイドだったため、どちらにせよ得点は認められない場面だったものの、衝撃的な反応速度でゴールを死守した背番号１には世界中から拍手喝采。SNS上は驚きの声で溢れている。

「どうやったらこれが防げるんだ？」
「今まで見た中で最高のセーブ」
「どうしてあれほど優れた存在になることが許されるんだ」
「マヌエル・ノイアーとはいったい何者なんだ？」
「人間やめてる」
「あいつはこの世の者じゃない」
「ブッフォンが史上最高だと思っている人がまだいるらしい」
「×ノイアーが神になった 〇神がノイアーになった」

　カタール・ワールドカップのグループステージで、ドイツと対戦する日本は、史上最高とも称されるノイアーの牙城を崩せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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