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「クオリティがあった」セリエA王者ミランの元10番・本田圭佑を伊紙が回想!「優れていた」と評価した武器は?

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年06月09日

「ユーティリティ性のある攻撃の選手だった」

ミランの低迷期に10番を背負ってプレーした本田。(C)Getty Images

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 11年ぶりに王座へ返り咲いた古巣を、本田圭佑はどのように見ていたのだろうか。

 今シーズン、ミランはセリエAで2011年以来となる優勝を果たした。前回のスクデット(優勝)以降、クラブの財政事情などもあって低迷していた間に、背番号10を纏って重責を背負ったひとりが本田だ。

 ミランでの3年半でマッシミリアーノ・アッレーグリ、クラレンス・セードルフ、フィリッポ・インザーギ、シニシャ・ミハイロビッチ、クリスティアン・ブロッキ、ヴィンチェンツォ・モンテッラと、6人の指揮官の下でプレーした本田は、公式戦92試合に出場し、11得点を記録した。

 6月8日、イタリア紙『Corriere della Sera』は2013-14シーズン途中から2016-17シーズンまでミランでプレーした本田の過去を振り返り、現在の状況を伝えた。その中で、同紙は「ホンダはセットプレーに優れていた。日本で彼のキック技術は『無回転』と名付けられた」と報じている。

「ホンダは複数の役割をこなせる、ユーティリティ性のある攻撃の選手だった。左利きでフィジカルが強く、スピードには恵まれなかったものの、スペースを生かしたり、ボールを持って飛び込むことができた。彼には優れたクオリティがあった。セットプレーに優れていたのだ」
 
 契約満了をもってミランを退団した本田は、メキシコ、オーストラリア、オランダ、ブラジル、ポルトガル、アゼルバイジャン、リトアニアと、世界各国のリーグを転々とした。一方で、カンボジア代表を指導し、実業家としても様々な分野で活躍している。

『Corriere della Sera』紙は「ホンダはファッションやサングラス、時計を愛している。彼の心には動物のことやビジネスもある。様々な不動産投資の話もある。ただ、投資先はサッカー界(SVホルン)にも及んだ」と、本田が正式に引退を発表することなく、様々な活動を行っていると伝えた。

 ミランの10番を背負った男は、古巣の今をどうみているのか。そして、サポーターは彼にどのような思い出を持っているのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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